クロスバイクでパン屋6件を巡る「ツール・ド・ブーランジェリー」に参加してきた
最近食べてばっかりだけど、今回もパンを食べるライドだよ!
イベント「ツール・ド・ブーランジェリー」の運営で参加してきたよ!
一般女性にスポーツバイクに乗るきっかけを作るにはどうしたら…?ポタリングがいいんじゃない?っていうところから始まった企画らしく、都内の人気パン屋を6軒巡ることに。
距離は10km。
AM7:00に集合してスポーツバイク講習
参加者にそれぞれ自転車を手配して、メカニック石橋さんとプロチーム監督の管さんが、 乗り方をレクチャー。
なお、私にもクロスバイクが手配されていた!わーいスペシャのクロスバイクだ〜。クロスバイク乗るの初めて〜。
わい「あ、ディスクブレーキのクロスがある!乗りたい」
スタッフ「あれは違う人が乗るのでだめです」
わい「はい」
石橋さん「大きくまたぐのは大変なので、乗るときは自転車を斜めにしてくださいね」
わい「へ〜、知らなかった…ロード乗る時よいこらせーって大股開いて乗ってた」
スタッフ「まじで!?」
わい「えっ、うん。だってそんなの教えてくれないでしょ…」
そんなこんなで、我々Aチームは早速出発だー!私は殿と、次のBチームとの間隔調整役だよ。まさか運営で入ると思ってなかったからコース試走してないんだよな〜、ドキドキしちゃうな!
1軒目 三宿「ブーランジェリーボネダンヌ」
10分くらいで着いた!パンガイドさんがパンの解説をしてくれる。もうみんなわっくわくだね。
店内もかわいいな!
ドライフルーツ好きとしてはチョコとフルートのクリームサンドを選ぶしかない。
あとお腹ペコペコだから朝ごはんにクロムムッシュもね。
このクロムムッシュ、チーズたっぷり、中にジューシーなベーコンでむちゃうまかった…。なお、誘導の時間でゆっくり食べられなかったので、止まったスキに食べていた。
2軒目 レサンクサンス
はい、2軒目もすぐ到着〜。私は後発B班に追いつかれてやや焦っていた。
ここは食パンが美味しいらしいんだけど、予約しないとダメらしく断念。あーここのパンもどれも美味しそうすぎる。
またしてもドライフルーツ入りのパンを買ってしまう私。ずっしり、ぎっしりのドライフルーツ系(特にレーズン入り)が好きなんだよ…。
スコーンも菓子パンも気になるが、まだ4軒残っているし。また来よう…。
3軒目 スドウ
超人気店のスドウ。前回は満員で入れなかったらしいが、今回はギリ並べばいけるかも?ということで続々と並ぶ。
私は後続との調整があったから買えなかったけど…。
このあんぱん食べたかったよおおおお!
また…絶対くるから…。
なお、今回自転車を提供してもらったGIANTの社員の方も自前のMTBで参加。しかもライドのサポートまでしてくれた(お客様なのに…)。
しかも、あとでMTBも試乗させてもらった…。
「弊社のサドルいいのでてますよ」
4軒目 グリオット
次は、以前も訪れたグリオット。今回はここの地下のカフェでお茶休憩よ〜。
ここは自然光が入るからパンが写真映えして美しいね。
今日はチョコチップぎっしりのグリオットにしましょう。
カフェタイムでゆっくり〜といいたいところだけど、自転車の見張りがあるからちょっとかじってポケットにINしてすぐに出てしまった。
カフェから上がったら、またパンが追加されていた。うーん、惣菜パンもおいしそう。
5軒目 トシオークーデュパン
バゲットで有名なトシオさん。
5件目ともなると、甘いパンか惣菜パンか本気で悩む。
店員さんのおすすめですよ、の一言で、でっかいベーコンが入ったバゲットサンドイッチに決定。やっぱりここのバゲットはうまい。
6軒目 クピド
ここは店内撮影禁止、ということで外観だけ。最後のお店ということで、後続と撤収スタッフと連絡を取り合うため購入は断念…しようと思ってたんだけど。
ガイドの「ここのマロンブレッドが本当においしくて!」「ここはどのパンもとっても美味しいんですけどね!」の一言でもうだめ。
ハニー&チーズのパン。はっきりいって圧勝。これまで食べたパンの中で一番うまかったかもしれない…。めちゃくちゃ美味しい。
フランポワーズも帰ってから食べたけど、めちゃくちゃうまかった…。なんだこれ、パンってこんなに美味しいの。美味しいんだけど、想像を絶するうまさ。
あまりにも「う、うまい!めちゃくちゃうまい!!」と言いすぎて、すでに移動したあとだったのにGIANTの人が「やっぱ買ってくる」と戻ってしまったw
ラストはONIBUSコーヒーでカフェタイム
最後はONIBUSコーヒーで集合して解散!このコーヒー屋さんの雰囲気も素敵や。
常連のお客さんが長次郎くん(犬)を連れてやってきたので、もふもふ。
わい「あら〜オシャレでちゅねー、よしよし、あ〜かわいいねえ、そうなのそうなの(1オクターブ高い声)」
と、いつも犬を構っている口調でもっふもっふしていると、連絡用BONX(トランシーバーみたいなやつ)から
スタッフ「あの、キコさん、声全部入ってるから…」
ひえっ、すみません(恥)。
最後はそろって記念撮影。
長次郎くんも入ってもらった。
こうしてRaphaのバックパックの拡張機能も使うほどぱんっぱんにパンを詰めて(ギャグじゃないです)、無事パンライドは終了。
参加者も「自転車だとたくさんパン屋回れていいね!便利だね!」と楽しんでいてよかった。
今回クロスバイクに初めて乗ったけど、街乗りだとちょうどいいな!
なお、帰ってからうちの犬がレーズンパンを盗み食いしてひと騒動だった…。
来週は湘南のパン屋巡りかな!(また食うのか)
湘南、快楽の朝飯ライド!漁港グルメ&お洒落パン屋巡りじゃ〜
ついに湘南に引っ越した。自転車に…乗りたくて。
引っ越しすると、隣町、隣隣町に住んでいる自転車乗りと交流ができ「朝練やろうぜ!」という流れに。
しかも全員女性!あたくし、女性だけのライド初めて〜。
ではここで湘南朝ライドのメンバー紹介だ!
ボス(自転車:LOOK)=グルメに詳しい大磯在住の某編集長。激坂や3000up級の峠を登らそうとしてくる。「私は行かないけど」が口癖。
Cheeさん(自転車:NEILPRYDE)オフロード大好きの自転車マニアのMTB乗り。心優しい剛脚。ダウンヒル専門。生まれも育ちも平塚、湘南は庭。
AM7:00二宮駅前集合
二宮に7時集合ね!ということで私5時起き。明け方の薄暗い中、国道1号線をちゃりちゃりと。湘南はとりあえず海沿い走っておけばどうにかなるのがいい。
途中でCheeさんと合流して、集合場所のコンビニでボスを待つ。
少しして、咳込みながら涙目で土気色の顔になったボスが到着。いきなり死にかけでの到着である。
喘息なうらしく、体温まるまでゆっくり走ってくれというオーダーが入る。
ここから10kmほどで朝ごはんの小田原漁港だー(私はすでに20km走っているが)!
小田原漁港で海鮮朝ごはん
我らもう腹ペコ。小田原漁港まで一直線。先導Cheeさん、殿はボスで、道案内も後方の車停めも完璧で、超快適なんだけど…。グループライドっていいな…。
さて、朝ごはんは魚市場食堂。ここ昼はものすごい行列なんだけど、さすがに朝イチは空いてる。漁港の2階にあって、濡れたコンクリ床でクリートが滑る滑る!
このマーカーで書き散らされたメニューの魅力的なことよ…。
何にするか猛烈に悩む。カキフライもいいが、名物のアジのフライも捨てがたい。
食堂内。TVからバラバラ殺人のニュースが流れているが、それとは裏腹に、我々のテンションは異様に高い。
飯だ飯!私はすでにここまで30km走っていて、もう腹ペコだよ!
結局、三色丼にした。まぐろ、ぶり、イカの三色よ〜。
心優しいCheeさんがカキフライを一個くれた。あつあつの揚げたて!ホクホクしながら食べる幸せ…牡蠣も新鮮でうまー。
ブリ!ぷりぷりのブリだよ。
明らかに餌付けされて丸々と太った野良猫。
眺めていると「なんや」という顔で睨まれる。
Cheeさん「やだなー、あなた達のご飯取らないわよ!いまお腹いっぱいだし」
ボス「お腹いっぱいじゃなきゃとるのかよ」
https://tabelog.com/kanagawa/A1409/A140901/14003533/
食べ終わったら漁港で試乗会
朝ごはんの時に自転車の話で盛り上がったので、お互いの自転車乗ってみようぜ!ということに。
私のチャリに乗るボス。「んー、ちょっと硬いかもね。でもいい自転車よ。あとハンドル小さいかもね」
ボスのチャリは白のLOOK!柔らかくて乗り心地がめちゃくちゃいい。振動を全然感じない。
CheeさんのチャリNEILPRYDE(写真裏側だった)はとにかく軽い!そして漕ぎ始めたらグイグイ進む。やばい。めちゃいい。
朝ごはんも食べたし、 国道1号線は走りたくないからちょいと回り道して帰りますか。
ということで古参地元民にナビを全任せ。
ボス「ここ通ると激坂があるよ。私は行かないけど」
ボス「ここまでいくと峠登れるから2人をそこまで見届けるね、私はそこからは行かないけど」
と、なぜか坂を勧めてくるのに絶対に行かないというボス。
裏道を通り、煩わしい公道とはおさらば!アップダウンのある丘をのぼって、湘南の海を一望する。
そしてボスおすすめの線路沿いの道。
ジェットコースターみたいで楽しい〜!鉄道マニアのボスは、電車が通るたびにキラキラした目で電車を眺めている(普通の東海道線なのに…)。
いくつか丘を登ったところで、なんだかまた腹が減ってきたぞ…。
とそこで、Cheeさんの「私、山下いきたい」という一声により、二宮のパン屋さんへいくことに。
ブーランジェリーYamashitaへ
パン屋へ行くまでにまさかオフロードを走ることになるとは…。ほどなくして、二宮の路地沿いのパン屋に到着。
な、なにこのお洒落なパン屋!おとぎ話に出てきそうな可愛さ、森の小屋って感じの雰囲気。本当にジャパンなのここは…。
サイクルラックもある!
ボス「私が置いてっていったんですよね〜。サイクルラック置かれてからきてなかったわ〜」
Cheeさん「それにしてもビアンキって絵になるね」
私もそう思う^^!
パンの販売スペースは3畳ほど。順番に並んでパンを買う。奥のカフェスペースで食べる場合は、飲み物もここでオーダー。
パンどれも美味しそう…。また絶対にくる…。
カフェスペースも素敵すぎる。
1日中いたい。
環境も静かだし、お客さんたちもくつろいでいる。
私が求め描いていた湘南ライフがそのまんま出てきたかのようだ。
ゴルゴンゾーラのパンと、蜂蜜ミルクのパン。
齧るとゴルゴンゾーラチーズの香りがぶわっと口に中に広がる。ワインとかと合わせるとうまいやつだ。
食べながら、あそこのお店もおいしい、あそこの珈琲屋もいいよ、という話が尽きず、次週も朝ライドやろうということに。次回は湘南朝パン巡りかな?
女性のライドって「おいしいもの」と「快適な道」をひたすら求める「快楽ライド」っていう感じがあっていいなw
速く走れるとか、強度が高いとか、ほんまどうでもいいんじゃー!うまいもん食いたいだけなんじゃー!(わかる)
といいつつ、合計70kmほど走り、朝ライドといいつつ帰宅したのは13時過ぎなのであった。朝練とは…。
うまいものたくさん食えたからよし!
洗濯してしまったガーミンを復活させる方法
ガーミン820Jを洗濯機で回してしまった。しかも乾燥機でも回してしまった。
経緯
ツールド東北から帰宅。
洗濯物だけ選り分けてあとは明日片付けようと就寝(爆睡)。
気を利かせた家族が洗濯してくれる。
後ろポッケにガーミン入ってた。
/(^o^)\
いやね、なんか夢でカタカタカタカタ鳴ってるなと思ってたの。
ディランラーハンガーが曲がったかな?うーんうーん、とうなされつつ、朝起きたら乾燥機からホカホカになったジャージとガーミンがこんにちは!
電源を入れるのは待て
こういう時に焦って「うわー壊れたかな」と電源を入れるのはダメらしいので、ぐっと我慢。まずは通電させずに乾かすところからだ。
ところでガーミンって水に強いの?とぐぐってみると、雨のブルベで死んだ系のブログが結構出てくる。
まじかー。
乾燥機で回したとはいえ、充電差し込み口からは水滴が。やはり中は水浸し状態か。
ジップロックに米で乾燥
これも定番手法だが、ジップロックに乾燥剤をいれて乾かすのがよいらしい。ところが乾燥剤がなかったので、米で対応することに。
本当にこんなので復活するんだろうか。いまいち信じられない。
ひたすら待つ
あとは我慢。
5日くらい我慢して待った。
無事復活
5日目に恐る恐る電源を入れてみると、ついた!
ただ正常に動くかどうかはわからない。 GPSあたりが機能しない気がする。
これがダメだったら、修理出すか、ガーミンとあまり機能が変わらなくて安いwahooに買い換えよう。
ガーミンはタッチパネルだが、wahooはボタン操作でモノクロ表示らしい。グローブつけてるし、ボタン操作でもいいような気がするな。
追記
ライドで使いましたが、GPS、その他ログ等問題なく機能した。
今回は運が良かっただけかも。
台風予報の「ツールド東北」65kmで股間が崩壊する
ツールド東北、170kmいけるのか!?
散々「完走できなかったらどうしよう」と怯えていたが、最後は「いけるいける(根拠なし)」と開き直りの境地まで来ていた。
特に練習などしていない。スプラトゥーン2とかしてた。えへへ。
あまりにも私がびびっていたため、Yさんがメンバー交代を提案してくれたのだが、
Yさん「Nさんの100kmと交代します?2日連続100kmですけど」
って計200kmで距離増えてるし。
なおこの提案は丁重にお断りした。
天気予報、雨。というか台風
大会2日前。
天気予報は早朝から夜まで見事に雨100%
笑う〜。って全然おかしくない!
雨の装備持ってない。
持つつもりもなかったし。
雨の中走るとかどんなドMよ!
色々悩んだ挙句、レインジャケットとレインシューズカバーは買うことにした。あとはビニール手袋とか気合でなんとかする。
なんともならなければ、おとなしくDFNしようと思っていた。
Y's roadでサイズの合うレインジャケットを適当に見繕って(本当に適当に見た)レジに持って行く。買ったのは写真右側のやつ。
すごい、自転車用品でこんなにテンションの上がらない買い物初めて!
ギャー、欲しくねーーー!!
今後積極的に雨の中走ることなんてネェェェェヨオォォォォ!!!
店員「…(ピッ)…ツールド東北ですか?」
わい「はい。雨 allways 100%なので…」
店員「雨でも落ちにくいオイルなどありますのでそちらもどうぞ(営業)」
このあとモンベルで防水スプレーとシューズカバーも購入。
しめて15,000円ほどの出費。
ワンシーズン通して装備は揃ったと思っていたところで雨という刺客。沼い。
車で移動中に距離短縮が決定
今回はメンバー3人で車移動ができるので、輪行をしなくていいのは快適だ。
車中、今年の目標作ろうぜという話になる。
Aさん「俺はトライアスロンのロングかなスイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km」
え?それ一気にやる距離??1日で??んんんww
Nさん「僕は富士ヒルシルバー目指そうかな」
おおん??ブロンズじゃなくて???ホァ???
なんだろうこのマッスルモンスター集団。私、完全に場違いでは???
Nさん「…kikoさんどうします?」
わい「そ、そうですね…四国一周とか?(勢い)」
Nさん「いいですね!!それしましょう!!!」
空気に飲まれて心にもないことを喋っている間に、ツールド東北の運営から「台風の影響により距離短縮」の決定のお知らせが届いた。
南三陸フォンド170kmは65kmコースに変更である。
「え〜65か。余裕だわ」
と拍子抜け。と同時にちょっとホッとしたのも事実。
だが、いや今回はこれでよかった。
よかったんだよ…。走り終えた今わかる。
170km多分無理だった。
会場・石巻に到着
東京から5時間。スタート会場となる石巻専修大学に到着。
おー、これこれ。この大会前日の雰囲気って好きなのよね。
富士ヒルと違ってほどよい人数で混雑していないのもよい。
自転車を運ぶカンガルー便。
そして屋台の飯、うまそう…。肉肉しい。肉の祭り。
夜はホテルにチェックインしたあと、近場の海鮮居酒屋で海鮮モリモリ丼をいただく。
この海鮮をまったくケチっていない感じ。たっぷり、モリッと海鮮。メニューの写真と実物に差がない。
海鮮も新鮮で、どれも歯ごたえというか弾力がある。私はウニが臭いとまったく食べられない(オエッってなる)のだが、ここのは臭みがない。
そして飯が、ご飯が異常にうまい。米の概念が崩壊しそう。
部屋に自転車が持ち込めるぞやったー
ホテルは部屋まで自転車持ち込み可。輪行袋にしまわなくていいのはうれしいでしょ!
このホテルって明らかに震災後に立て直した感じだよなあ。
スタッフの人も応援ムード。
朝はフロントで補給食のバナナが無料で配られていた。…最高。
南三陸フォンド65kmスタート
全コース距離短縮だが、出発時間は混雑を避けるためにかわらない。南三陸フォンドの自分は6:30から順次スタートとなった。
短縮されたコースはこちら。
心配していた雨は午後かららしい。
このコースなら、午前中に走り終えることができそうだ。
新しい雨具とはなんだったのか、という気持ちはあるが、乾いた路面で走れるのは普通にうれしい。
20人ほどのグループでスタート。スタート直後からみんなめっちゃ飛ばす。
170km走るつもりだった健脚の持ち主の皆様「別に脚ためとかなくていいし」
のごとくめちゃくちゃ飛ばす。
はええええ!
あっという間に5人ずつくらいのグループに別れてしまった。私はもちろん尻から近いところにいる。
ひとつ前の集団についていけるかな?と踏んでみたが、急に「ドクン」というやばめの心臓の鼓動とともに心拍が170まで上がってしまったため諦めた。
つくば8耐の時の反省がまったく活かされていない。
マイペースでいこう、と改めて心に誓う。
ツールド東北は、道行く人々がたくさん応援してくれるのが嬉しい。
仮設住宅からも応援してくれた!
第1エイド「女川駅」で女川汁をいただく
海岸線らしいアップダウンをいくつか越え「そろそろ疲れてきたべ」という頃に「ここを曲がったらフォンドです」というボランティアの案内が。
う、うれぴ〜〜〜。
おらに元気(カロリーと塩分)を分けておくれ。
エイド前の応援もうれC〜。
女川汁、めっちゃくちゃうまい。
距離短縮で当初あった6つほどのエイドが2つとなり、実は「エイドの飯は汁とホタテだけかー」とちょっとガッカリしていた。
しかし、いざ女川汁を食べてみると
「汁ってこんなにうまいの?マジ?」
と、汁の概念が崩壊しそうになるうまさ。
エイドの数が減ったことも気にならなくなってしまった。
そういえば朝に食べた味噌汁も異様にうまかった。なんなの東北、汁うまい国なの?
ダシがちがうのかな。
「景色と自転車しか映ってないブログとかおもんないから。自撮りをしろ」
という女ボスの命令に従い、慣れない自撮りをがんばる。
足湯もあり。
浸かっているサイクリストが「温度アチィけど、去年は雨で寒かったからここで生き返ったんだよね」と話していた。
股間が痛い
女川駅を出発し、第2エイドを目指す。
相変わらずのアップダウンが激しい道が続く。
それはそうと、股間が痛い。尻ではなく股が痛い。
股間に違和感を感じていたが、それが次第に痛みへと変わっていた。
「こかんにいわかんw」
などと韻を踏んでいる場合ではない。サドルと当っている場所がどんどん痛くなる。
ダンシングで股間の血流を促し、痛みをなんとか解消しようとするが、じりじりと痛みは強くなっていく。
うーん、サドルの調整ミスったかな。神からもらったサドルは軽いが、私のおしりにはやや小さかったようで股間に重力が一点集中してしまっているようだ。
股間の痛みをカバーしようとして右膝と腰も痛くなってきた。やばい…このアップダウンで膝と腰はやばいぞ…。
あまりにもフラフラと登っていたのか、管理走者の人から「大丈夫ですか」と声をかけられてしまう事案が発生。
さすがに「股間が痛いです」とも言えず、、これを言ったとしてもどうしようもないので弱々しい笑顔で大丈夫ですと返す。
第2エイド雄勝で巨大ホタテをいただく
お楽しみのエイドステーション。
遠くからでも炭の煙にのって潮の香りが漂ってくる。大きな網でたくさんのホタテが焼かれている。
こんなに大量のホタテを見ることはなかなかないぞ!全部で3000個以上あるのかな。
うーん、身は見るからに肉厚。プリプリで美味しそう。
ホタテを食べながら、太鼓の演奏を楽しむ。
と、ここで100kmコースを走っているAさんから
「あと20kmでゴール」
とチャットで連絡が来る。
はえー。
私より1時間後にスタートしたNさんもエイドに到着していた。これが走力差か。
Nさんが走り出す前に距離を稼ごうと、そそくさと準備をして再出発。
帰りは、北上川沿いに走らせる平坦コース。
いや〜平坦は楽だな〜と思っていたら追い風だった。自然の恵み。
ここでもまた、管理走者の人に話しかけられる。
「東北は海岸沿いの民宿に泊まるとめっちゃ大量の海鮮が食べられておすすめですよ!このへんはカモシカとか出ます」
みたいな話をしてくれつつ、向かい風になったら引いてくれたw
か、感謝〜。
この時点で、股間というか腰がかなり痛かった。
もはや腰が痛いのか股間が痛いのかわからない。腰から下は全部痛い。
腰が上半身からぽろっと外れそうなくらい痛い。
こんなんで170km走るの絶対無理だったわ!!!
走ったとしても超絶地獄だったわ!!!
機材調整ミスに加えて、トレーニング不足、周りに飲まれてのダッシュ、65km舐めてて無駄な踏み込み、等、この故障は心当たりしかない。
途中でNさんに華麗に抜き去られる。
そのときにハンドサインで指を下向きにちょいちょい、としていたのを見送ったが、後で「後ろについて走っていいよ」というサインだったことを知る。
気づいたのは2日後だった。
正午すぎに無事ゴール。
お楽しみの屋台で昼ごはんを食べる。
去年のツールド東北グルメグランプリ優勝の「穴子丼」。
ううううう、うっめーーーーーーーー!
新鮮な穴子たっぷり、その上にめちゃくちゃ濃厚なタレ。半熟卵をつぶしながら、これまた超うまい白米とからめて食べる。
東北最高かな。
穴子丼を食べ終わったら、次は豚の角煮バーガー(まだ食うのか)。
「はい、これ撮りどころよ〜」と作る工程も撮らせてもらったw
角煮をのせて〜。
チーズをのせて〜。
「はい、ここが見せ場よ!」
ゴオオオオ!
パンをのっけて〜。
完成。
角煮とろっとろでウマーーー!パンもわけわからんくらいうまい!
満腹になり、ヒリヒリ痛む股間を抑えながら、帰りの車ではひとり爆睡。
その後、2日くらい股間のヒリヒリに悩むことになる。
腹や背中の痛みと違い、股間の痛みは人間の尊厳を試されている部類の痛みだ。
後日、事務所に立ち寄ったときに「股間が痛い」「股間」「股間」と股間を連呼してしまったが、皆サイクリストなのでこの手の話には慣れっこなのがありがたい。
オロナイン軟膏Hを塗るといいよと教えてもらう。
うーんこれはサドルを変えるかフィッティングをしないととてもじゃないけどこれから走れないぞ。
噂の「サドル沼」にはまってしまうのか…。おそロシア。
ツールド東北いいイベントだった
距離短縮になってしまったとはいえ、サポート体制も良く、コースの種類も豊富で面白い。
安否確認の準備やスタート前の車体整備のチェックもあり、さらにビーコンは当日盗難防止のGPSが仕込まれているなど、ライダーとして安心して走れた。
何よりも飯がうまい。飯がうますぎるよ。
タイムを競うイベントでもないので、初心者にはかなりおすすめの大会だった。
なお、行きの車中で「ツールド奄美でよう!210km」という話で盛り上がったが、股間の痛みで冷静になった今、なぜ210kmを1日で、制限時間内で走るのか…。
2日に分けてはしればいいのでは?ということに気がついてしまった。
富士山を登った今、積極的に過酷ライドをするとリアルに心身を痛める可能性が高かなりすぎたというのもあるが、それでも「あれ、それってデスいのでは?」というのに気がつくのにまだまだ時間がかかってしまう。
その原因の大半は、周りの嘘つきサイクリストによる嘘か、どこかのメーターがぶっ壊れている人が
「そこのコンビニいこう」
くらいのノリで「3500upしよう」と言い出すので、私の脳が誤作動を起こしてしまうせいだが。
あ〜でも四国一周はしたいな〜(誤作動)。
raphaのセールで、セール品じゃないReflectiveバックパックを買ったよ!
raphaの夏セール終わっちゃったね。みなさん欲しいものは手に入ったかな?
私はというとセール期間にセール品じゃないバックパックを買ってしまった。
何が起こったかよくわからないが。いやわかっている。
欲しかったし我慢できなかった。
自転車用リュックが、旅でも使えて、靴もパソコンも入るようなバックパックが欲しかったの!
お値段34,500円。高い。
………高いな!10年使うわ。
反射性糸使用で光を反射!車への存在アッピールばっちり
はい、かっこいい。
影と光の差を見ればわかる(かもしれない)が、HPではブラックに見えたバッグが光にあたると反射してグレイに。
Raphaらしい中心のラインで視認性もよい。なによりかっこいい。
これは鍵をつける穴だろうか。
仕切りの種類も豊富で荷物が迷子にならない仕様
自転車(ロード)でPCを持って移動することが今後増えそうなので、PCがちゃんと保護できるバックパックが欲しかった。
クッション性の仕切りが1枚入っていて問題なし。ベルクロも幅が大きく固定力がある。
PC入れの裏にさらに書類用らしいA4サイズが入るポケットもある。雑誌も入るよ。
スプロケットの柄がかわいいよね。
逆背面側は、小物系の収納ポッケがたくさん。
中央に中くらいのポケット、上側(写真だと右)にはアイウェア入れ。
さらに左右にはペン入れ、空気ポンプや工具にも対応した縦長のポケットあり。
アイウェア収納ポッケは伸縮性のある素材。アイウェアって荷物になると繊細な割にかさばるので、こういう収納はうれしい。
外側ポケットは2重の幅広構造
移動中にさっとものを取り出したい時に活躍する外側のポケット。
これが見た目以上に大きくて、奥行き、幅ともに大人の手がすっぽり入るほど。
上下二重構造になっているので、左のぽっけも右のぽっけも広々!
ファスナーにもRaphaのロゴ。
背面は蒸れない立体構造
バックパックで嫌なのが、背中の蒸れ。密着感が高すぎると蒸れて不愉快きわまりないが、Raphaはさすが自転車用、空気抜けのいいデザインになっている。
背負ってみても、べたっと背中にくっつかず快適。
肩紐も太くてしっかりしているので、重量が分散されて実際より重みを感じにくい。バックパック自体がめちゃくちゃ軽いというわけではないので、長時間ライドにはさすがに向いていないが。
背負ったイメージ。撮影はK氏。
前面も固定用の紐があるよ。私はまだ使ってないけど。
これを使わなくても、ロードに乗っていて背中のずれや揺れなど違和感をほとんど感じない。
上から見た図。
サイクリスト用ならではのシューズ入れ
なんでこのバックパックにしたかって、この靴入れの機能があるから!!!としかいいようがないよ。
世の中におしゃれで使いやすいバックパックはたくさんあるけど、移動中はビンディングシューズを履き、旅先ではビンディングじゃないシューズを履きたいサイクリストはこの機能がほしいわけ!
本体横のファスナーを開けると靴入れゾーンが出てくるぞ。
くぱぁ。
スニーカーサイズのものは余裕で入るね。靴を使わない場合は充電器やガジェット、コード類を入れてもよさそう。
レインカバーもついている
そういえばレインカバー付きらしいけど、レインカバーはどこに…とバックをひっくりかえすと、隠しポケットのようなものが。
はい、カバーありました。
ややしわくちゃだけど、まあ気にしない。雨降った時しか使わないし。
こんなかんじで、亀の甲羅のようにバックパックにかぶせる仕組み。
ロゴ。
数回、小雨の時に背負っていたが、反射糸のせいかカバーをつけずにいると雨粒がめちゃくちゃ目立つ。
あと、汚れやシミにもなりやすいので、レインカバーは使ったほうがよさそう。
今日は晴れているけどかぶせてみよう。
うん、派手派手。これで雨の日でも車に気づいてもらえそう。
一度、帰省時のサイクリングで使ってみたけど、1日分の着替え、タオル、充電機器、サンダル、洗面用具、替えのタイヤなど1泊分の荷物を入れるのにちょうどよかった。
ボトルやそのほか小物は自転車に持たせるので、1〜2泊程度の遠征や自転車旅行で使うには十分だろう。
ただ、自転車用とはいえやはり長時間荷物を入れた状態で背負って走ると疲れる。体力に自信があるなら別だが、背負いながら走るのは30kmくらいで疲れを感じ始める。10kmくらいであればまったく気にならない。
あくまでも日常使い(シティライド)、または遠征時の補助として使うのがよさそう。超ロングライド、長期間の自転車旅で常時背負って走るとなるともっとそれ用の機能に特化したバッグがいいと思う。
というわけで、近所の犬カフェからお送りしましたー。