2016年、3ヶ月足らずのロードバイク生活。短い期間の中で輪行もできるようになり、東京近郊の面白そうなところに走りにいった。
まさか、自転車ひとつでこんなにも行動範囲が広がるとは思っておらず、毎度乗るたびに「ロードバイクに乗ってよかった〜」と思う。
今回は写真整理もかねて、行ってよかったスポットとコースをあげてみる。
1位:三浦半島一周(神奈川)
道の状態:★★★★★
車少ない:★★★
景色 :★★★★
グルメ :★★★★★
ダントツの1位だった三浦半島。 道よし、景色よし、グルメよし!気候もいいし観光スポットも盛りだくさんで、何回も行きたい土地となった。
来年もいくぞ〜。
三浦半島は自転車振興に力を入れているらしく、サイクリスト歓迎ムードがある。
横須賀駅には「スポーツバイク組み立て場所」があり、輪行したら堂々とここで組める
いつもなら、歩行者の邪魔にならないようコソコソと駅のすみに移動し、さっと組み立てて脱出するように出発しているので、こういう場所は本当にありがたい…。
冬でも暖かくて、凍え死ぬ心配がないのがとにかくいい。
三浦半島は、すれ違うローディーの数がとにかく多かったが、トライアスロンのバイクに乗っている人が多いのが特徴的だなーと思った。あとキャノンデールが多い。この土地ならトライアスロンにもってこいだろうな。
横須賀カレーやカフェなどグルメスポットも多く、城ヶ島はまぐろ天国。
あらゆるところにサイクルラックがあって、停め場所に困らない。
そして、三浦半島で1番驚いたのはコンビニにチューブが置いてあること!!!!
自転車が生活の一部となっている証拠だよね!
このヤマザキショップは長い登りの頂上にあって、登りで疲れ果てた後の休憩場所にちょうどいい。なんて計算されつくされた場所にあるんだ。
なお、坂はあまりにヨロヨロと登っていたため、追い越すおじ様たちに「もっと前座ったら楽だよ」「がんばれ」などたくさん声をかけていただいた。優しい…。がんばります…。
次はK氏が内陸コースを検討しているらしく、ちょっとだけデスライドな香りがするぞ!まあでもご褒美スポットが山ほどあるからちょっとくらいデスくてもオッケー!
2位:養老渓谷(千葉・房総半島)
道の状態:★★★★
車少ない:★★★
景色 :★★★★★
グルメ :★★
紅葉スポットで有名な養老渓谷も超良かった〜〜〜〜。
全体的にゆるやか(?)な登り基調で、ゆるやかーにながーーく坂が続く真綿で首をしめてくるタイプだが、坂が苦手な私でもまだ大丈夫だった。
養老渓谷は、とにかく景色がよい。
紅葉シーズンはバイク乗りや観光バスが多くて、ローディーは少なめ。雪が降った次の日だったからかもしれないけど。
徒歩のおばさまに「えっ!自転車!?」と驚かれた。
以下写真でどうぞ。
養老渓谷駅は足湯もあり。
観光地はご飯処が混雑しているのだけが難点かも。秋は鮎やとろろ飯が名物らしい。
とろろご飯は見た目よりも食べ応えがあり、あっさりで疲れた体にちょうどよかった。
野生動物との遭遇率も高いらしく、この時は野生の猿4匹と遭遇。
人慣れしすぎてて、たくさんの観光客が見る中堂々と農家荒らしていた。
紅葉シーズンはガチでおすすめ。自転車でなくても都内から電車でいけるため、日帰り旅行によさそう。
3位:入山峠(東京・多摩)
道の状態:★★
車少ない:★★★★
景色 :★★★★★
グルメ :★★★
初ヒルクライムで完全死亡した入山峠。
こちらも登る距離の割には絶景が楽しめるのでランクイン。この時は全然登れなかったけど、また挑戦したい。
4位:境川サイクリングロード(神奈川)
道の状態:★★★★★
車少ない:★★★★★
景色 :★★★
グルメ :★★
自転車に乗っていると、どうしても道の写真ばかりになってくる。けど、ロードバイクはパンクしやすいし、振動は身体に響くので道の状態って本当に大事。
境川サイクリングロードは、道幅は広くないけど景色が良いうえに風が少ない。ガチ走りしているローディーもいるけど、なんとなくローディー達の雰囲気もいい気がする。
多摩湖自転車道のジブリっぽい雰囲気も捨てがたいが、あちらはランニングしている人やお年寄りの散歩が多いため、境川の方が走りやすい。自転車乗りに優しい感じがする。
今年は2回走ったが、毎日走りたいくらい快適。
この辺りに住みたくなって物件探しちゃった。
5位:いろは坂、百草園(東京・聖蹟桜ヶ丘)
道の状態:★★★
車少ない:★★★
景色 :★★★
グルメ :★★★★
「耳をすませば」のモデルとなったいろは坂。ロード買った次の週に連れてこられ
「たったの800mの坂だから大丈夫大丈夫」
と言われてヒーヒーいいながら時速8lkmくらいで登った。
閑静な住宅街だが、丘から見渡す景色が良い。めっちゃジブリ。
で、百草園だけど、この時は激坂スポットだとは知らなかった★
ひょえーすごい坂が出てきたぞ〜。もはや徒歩よりも遅い距離でゆるゆると進んでいると…
ナンジャコリャーーー!!!
ここは立ち漕ぎで!とペダルの上に立つも、1mmもペダルが下がらなくて坂の上で5秒ほど静止してた。そのまま下りて自転車を押して登るも、ここ徒歩ですらズルズル滑って登れないんだけどwww
あとマンションの形もなんかおかしい!
過去最高クラスの斜度坂だったけど、短かったからベスト入り。
2016年、本当に辛かったデスライドランキング
せっかくなので(?)デスライドのランキングも作ってみることにしたよ!2016年、デスかったライドトップ5。
ちなみに、辛いからといって楽しくないわけではない。むしろ辛いと強烈に記憶に残る。平穏すぎるだけのライドはすぐに忘れてしまう。
辛くてもまたロードバイクに乗りたくなる。ロードバイクは本当に麻薬だね。
デスライド1位:荒川初ライド140kmコース
これを超えるデスライドは今後もなかなかないかもしれない。生まれたての子鹿に覚醒した初ライド。
初心者は徐々に距離を伸ばそう! でも長距離は楽しいぞ!
詳細のデスレポートは↓の通り。
デスライド2位:霞ヶ浦1周140kmコース
坂が嫌いだと言っているのに、なぜ平坦コースが1、2ランクインなのか…。
平坦は飽きる。その飽きの恐ろしさを心底実感したライドがこれ。
あと「補給が切れるかもしれない」という恐怖を味わってしまったもでかい。これだけは本当に勘弁!
坂は嫌いなのに、変化の少ない平坦はメンタルが過酷すぎて、これなら山に行きたいと考えてしまうほど。山に行ったら行ったで逆のことを思いそうだけど。
詳細のデスレポートは↓の通り。
デスライド3位:一夜城公園・石垣山
「小田原に行きたいところがある」と言われてほいほいついていったらデス坂が待っていた。視界はほぼドーナツ坂。
ドーナツの見過ぎでガチで体調が悪くなった思い出のデスライド。
リタイアしかけた。
阿鼻叫喚のデスレポートはこちら!
デスライド4位:向かい風・大荒川峠70kmコース
なんと、荒川が2つもランクインしてしまった。
荒川は最も身近なサイクリングスポットで、今年は計4回いった。
向かい風はローディーにとって天敵だが、荒川は基本風がある。
風が強い日は「大荒川峠」と呼ばれているらしく、この日がちょうどそうだった。
写真がすでに不穏な空気を醸し出している。
↑写真の未舗装路にローディーが作ったであろう20センチくらいの天然の道ができていた。これはちょっと感動。
向かい風できつい上に、途中雨が降ってきてカオス。
雨風で急激に体温が奪われて、腕がしびれて感覚がなくなるという貴重な臨死体験をしてしまった。あと、荒川って屋内の休憩スポットが少なすぎて、秋冬の気温が低いときに道端で休憩すると、汗冷えで死にそうになるというのもデススポットとしてポイントが高い。
帰りは追い風だったから許した。
デスライド5位:ミニベロシティサイクル荒川70kmデスライド
荒川3つ目だし、4つ中3つがランクインとは荒川どんだけデスロードなんだ…。
これはミニベロを買った2週間後にK氏に連れてこられたデスライド。
自転車にすら乗り慣れていない時でしかもシティサイクル。荒川に着いた時点ですでに脳酸欠を起こしていた。
それでも何とか荒川を走りきり、ゴール2km前地点になってK氏はこういった。
「そのチャリだと行動範囲の上限は30kmくらいですね」
「実は途中から、フロントギア1枚の自転車だって気がついて、あっ…て思った。」
そして、最近得た新情報。
「70km余裕で走れてたから、ロードにしたら倍の140kmいけるかなって思った」
自転車は体調や環境、機材、天候の影響をもろにうける。その分トラブルや困難も多い。事故や落車の危険もある。
しかし、だからこそ達成感もあるし挑戦のしがいがある。そのための工夫を考える。決まった答えはない。それがめちゃくちゃ面白い。
今年は楽しいライドいっぱいだったな!!!
来年も素敵にデスライドしたいな!!!