「1g軽量ごとに1万円」とも言われるロードバイクの世界。レースに出るわけでもないし、ホビーレーサー初心者が数gにそんなにお金をかけるとか^^;…と思っていた。
ScottのエアロロードFoil20に試乗するまでは。
7.4kgのScott Foil20の加速感がやばすぎた
弱ペダ今泉くんが乗ってるScottは軽量の技術で有名なメーカー。1月上旬その試乗会があるということで強風の中荒川彩湖公園に。
今まで自分のバイクよりも良いグレードのものに乗ったことがなく、いいバイクは一体どんなに違うのかとワクワクしていた。
会場で受付をすませ、サイズの合うこのロードの試乗順を待つ。
で、走った感想はといえば、走り始めがとにかく軽い。加速も異様に早い。踏んだ力がダイレクトにスピードに変わり、脳内物質がガンガンでて「もっと、もっと!」と踏みたくなる。
速く走れるというのがロードバイクの魅力だが、加速感、疾走感が今のバイクよりも段違いだ(こう書くとちょっと悲しいw)。
さらに、電動コンポでギアチェンジにもストレスがない。
追い風というのもあり、これまで出したことのないスピードで彩湖を走り抜ける。戻りの道は向かい風だったが、向かい風の辛さも軽減されている。
「これは…やばい世界を知ってしまった…」
「軽いとこんなに違うのか…」
今のバイクが8.5kgで試乗車とは約1kgほど差がある。(軽量以外にも性能差はあるだろうが、正直よくわかんない。)
1kg軽量化するとなると、ホイールを変えるのが一番だろう。
しかしこのホイールは軽くなればなるほど高価になり、1kg軽量となるともう1台割といいロードバイクが買えてしまう。
自転車を軽量化させるには重課金が必要だ。
ホイールを買えないなら減量すればいいじゃない
多くのローディーが通るこの道に自分も来てしまった。1kgの軽量にお金はかけられないが、自分の脂肪ならたっぷり余っている。これを落とさない手はない。
目標体重と減量条件
ロードバイクの適正体重は
身長-110=適正体重
だという。
今の体重だとあと5kg減らす必要がある。これが目標でよかろう。
あくまでも目的は「ロードバイクで速く気持ちよく走る」こと。なので
1. 筋肉はできるだけ落とさない(タンパク質は積極的にとる)
2. 1ヶ月で2kgまで(一気に落とさない)
3. 無理・我慢しない。緩くやる(1ヶ月で-0.1kgでもよしとする)。
結論言うと、現時点で1ヶ月で2kgの減量までいった。
出足好調。
カロリー管理だけやった
何をやったかというと、基本のこれだけ。
(基礎代謝の消費カロリー)+(運動の消費カロリー)〉摂取カロリー
自分の基礎代謝カロリーはだいたい1200〜1300くらいなので、食事は毎食摂るごとに
「これが600kcalだから、あと残りは600kcalくらいで収支あうな」
みたいな感じ。
筋肉が落ちてしまっては元も子もないので「サラダだけ」とかそういうこともやらない。肉や魚などタンパク質は積極的にとる。
昼は基本好きなものを食べても600〜700kcalくらい。
朝をバナナ1本で約100kcal、あとは夜の炭水化物を少なめにすればだいたい400〜500kcalにおさまり、
100(朝)+650とする(昼)+夜450(夜)=1200kcal
でセーフ。
なんてことはない、ダイエットで良くある話の基本的なことをやっただけだ。
私は自転車は基本週末しか乗らないので、平日の運動はほぼなし。できてたまに片道7kmの自転車通勤だけ。
管理ツールはGARMINとvivosmart
はい、自転車乗りの特権(でもない)。管理ツールはサイクルコンピューターを使った。
GARMIN(サイクルコンピューター)を買ったときに、心拍をとるためにvivosmartも購入していたので、これを使わない手はない。
vivosmartがあると1日の消費カロリー(基礎代謝)がいくらか分かる上、徒歩や階段での消費カロリーも計算してくれる。もちろんGARMINがあれば自転車での消費カロリーも出してくれる。
この2つのデバイスをGARMINアプリと同期すると、それぞれの消費カロリーをまとめて反映してくれるのだ(上書きしあわない。優秀)。
忙しくて社内でバタバタしてた日。
穏やかな日。普通にしててもこれくらいはカロリー消費する。
自転車で遊んだ日。
別アプリで食事内容を3食入れるとより精度が高い管理も可能だが(これもGARMINと同期してくれる)、さすがにめんどくさいのでそこまではやらない。
1日で収支が合えば理想だが、結果的に1ヶ月で収支があいさえすればよい。
なので、多少体重が戻っても気にしない。どうせ水分量の違いが大半だろうし。
こう考えると
「今日は少し夜多めでもいいな」とか
「今日は焼肉食ったけど、オーバー分は数日に分けてペイすればよし」
「週末50km走ればよか」
と精神的な余裕がかなり生まれる。
ロードバイクは1日で1000kcal以上のカロリーが消費できるし、消費手段を持っているとその分食事がご褒美になる。
何より走った後の飯のうまさは異常。
ジワジワ。
体重もグラフ化してくれる。
実際、肉体を軽量化して変わったのか?
筋肉は落とさない(落としたくない)とはいえ、体脂肪計を持っているわけでもないので筋肉量は実際のところ分からない。
「減量で体力が落ちて走れない」というのが何より最悪で、これだと減量の意味がまったくなくなる。
ロードバイクで楽しく気持ちよく走れることが何よりの目的だし。
減量の成果はロードに乗って試すしかない
では、2kg軽量化した肉体で実走してみよう。
体力測定と軽量化の効果を実感しやすいとしたらやはり坂だろう。
ということで、ローディーのトレーニングコースで有名なアップダウンのある尾根幹に初挑戦だ!
いきなり長〜い坂が。
最高に2つの長い坂を登った後もいくつもいくつ「はいきましたー」てな感じで飽きるほど坂のお代わりがくる。坂のわんこ蕎麦である。
斜度がきついと相変わらず辛くはあるが、意外と登れてるような?前よりも辛くないような?余裕があるような?
よーし、ここは講習会で習ったダンシングも織り交ぜて坂でアタックでも…
…
………
……………。
落車しました。
ただ、これは肉体のせいではなく、輪行袋が落下してタイヤに挟まってしまったのが理由。安全点検を怠っていた。
車に乗ってたご夫婦や近くのローディーに助けてもらった。大怪我ではなかったものの強めの打撲をしたので大事をとって10kmの走行でリタイヤ。
軽量化の恩恵、よくわかんなかったわ!!!
目標体重までひとまず続けてみるかー\(^^)/