富士ヒルエントリー開始日(3月)当日
「富士ヒルエントリーできるか試したら出来てしまった。出よ?」
「え…なぜ…」
坂も山も好きではない私が富士ヒルにエントリーした理由。それは富士山に行くきっかけが欲しかったから。
そして、「制限時間(3時間15分)内に走れた〜^^!」と言えればよかった。
坂シャブなのにレースにはまったく興味のないK氏「大勢で山を登る意味がわからない」「くそな走り方してる人がいるとだるい」など大量に文句を垂れ流しながらもエントリーを果たす。
大会前週…
「富士ヒル出るなら、試走は絶対しておいたほうがいいです。何度も言いますが(本当に何度も言われた)、試走しておきましょう」
「え…なぜ…(この人やる気満々では)」
というわけで、前週に富士ヒルと同コースの富士スバルライン25kmを走り、神☺️🙏✨からもらったカーボンホイールのおかげで大会制限時間をクリア(タイム2時間47分)した。
ただ単に富士山に行ければよかった私、大会前週に目的を果たしてしまう。
「なぜ…なぜ、2週間連続で富士山に自転車で登らなければならないのか…」
試走して分かったが、東京から富士山は日帰りで余裕で行ける距離だった。
富士山はなんとなく遠いところにあると思い込んでいたが、全くそんなことはなかった。
試走で満足してしまったので、大会当日はちょっとでも天気が悪ければ前日にブースを見て、当日は富士急ハイランドで遊んで温泉入って帰ろ☺️と思っていた。
そして、天気予報では大会当日は曇りのち雨。出発前夜まで大会に出て走る気ゼロ。
だが、どうも思っていたより天気が悪くならないらしく、前日に富士ヒル出走を決定した。
大会前日、富士吉田町で「吉田うどん」を堪能する
富士ヒル用の特急列車が出ていることを知らず、さらに私が遅刻をしたため3時間かけて富士吉田町に到着。
自転車に乗り始めて何度も富士山の景色を拝むようになったが、相変わらず富士山が見えるとテンションが上がる。
牧歌的な雰囲気の富士吉田駅。
名物の吉田うどんを食べてみようということになり、うどん屋「ひがしうら」に向かう。
そのまんま民家がうどん屋になったお店。内装が香川のうどん屋によくあるスタイルで、奥の台所から出汁の香りが漂ってくる。
懐かしい…。おばあちゃんちの昼ごはんでうどんが出てくるときってこんな感じだったなー。
肉てんぷらうどん。かつお出汁のあっさり風味。
麺はコシがとにかく強いく、なんというか低反発マットを噛んでいるみたいな歯ごたえw 讃岐うどんのもっちりの食感とは全然違う。小麦粉の風味が強めで、うどんそのものを味わうというよりも、キャベツや肉と合わせて食べるもの、といった感じだ。
富士山近郊は景色もよく、のどかで自転車で行くのにちょうどいい観光地だ。
会場「富士北麓公園」でエントリー
富士ヒルのエントリーは前日に済ませないといけない。当日のスタート地点となる「富士北麓公園」まで約6kmの坂道を登る。
駅を出てからずーっと勾配4〜5%の坂道🤗
公園までの道は、ドストレートの長ーーーい坂で、メンタルを殺しにくる。
ある意味ここまでの道のりのほうがレースコースよりもきつい。
この日の気温は28℃。暑さと渋峠のトラウマから、すでにグロッキーになる。
14時頃に会場に特着したが、ものすごい数の自転車!!あーきたよ、日本一の自転車イベントにやってきたよ!!
エントリー手続きは並ぶことなくすぐに済んだので、出展ブースをのぞくぞ〜!
ヒルクライムの補給食でマイブームなのが「あんぱん」。おぎのパンのブースで早速2個購入。あんぱんの糖分はめっちゃ元気でるんだよね〜☺️
大会の先導車をつとめるメルセデスベンツ。
いいえ‼️
神☺️🙏✨からもらったホイールもこれくらいの重さなんだよな〜、ということは買い換えるとすると…。
雰囲気にのまれて、こういうところで高い機材を買ってしまいそう。
目当てのRaphaのブース。限定キャップが欲しかったが、すでにサイズがなかった😭
Bianch!OLTREとSPECIALISSIMA、かっこいいなー。試乗ができたが、いいバイクに乗るとあとが辛いので今回はパス!なお、出走者で普通にこれらに乗っている人がいた。
一通り見て、ステージ前で富士やきそばmgmg。屋台のやきそばって異様にうまいんだよな〜。
謎のサプリメントをジャラジャラと広げているおじさまと同席した。そうかあ、みんな体内から大会の対策しているんだなあ。
富士ヒルのタペストリー。よく見ると今回の出走者の名前がすべて刻まれている。
自分の名前は見つけられなかった😊
宿に戻り明日の準備へ
今回の宿はAirbnbで予約した古民家カフェに併設された新築のペンション。
シャワー、台所は共用で基本自分ですべてなんとかする。必要以上にもてなされないのは心地いい。洗濯機も乾燥機もついているのも自転車旅人にとってうれしいところ。
フリースペースからは富士山の眺めが。
近場で夕飯になる場所を探す。どうもカレーがおいしい居酒屋があるらしい、ということでてくてくと徒歩で向かう。
田舎のサラダは野菜の新鮮さが半端ない。これまで食べたセロリの中で一番新鮮でうまかった!
ココナッツカレーうまーーーー!昼間に失った塩分をしっかり補給だ〜。
自転車の展示も楽しみ、グルメも景色も観光も十分楽しんだので
「もう明日出なくてもいいのでは…?」
あとは温泉に入れればもうそれで…。
と5回ほど思ったが、なんとか思いとどまる。
宿に戻ってゼッケンを取り付けたり、下山の装備を整えたりと準備をして、夜10時に布団にIN。
ここで「うわー本当にヒルクライムの大会でるのかー」と実感が湧いてきた。
明日は3時半起きだー。
後半に続く。