元オリンピック代表選手のヒルクライム講習に行ったらすごく良かった話
今年はブルベや富士ヒルクライムにも出たいので、苦手な坂をどうにか克服したい。
あれこれとヒルクライムに関する情報を仕入れていたところ「リンケージサイクリング」というクラブの講習会情報を発見した。
大人はな、金で何とかするもんなんやで。趣味に関しては特にな。
もはや自転車に関しては財布の紐がゆるゆるどころかガバガバになっている私はそのまま申し込みボタンをポチった。
自転車を預けると、少しネジの締まりが弱かったためそのまま整備もしてくれた。
中は自転車やヘルメットなど装備がずらっと並んでいて、一見すると自転車屋のようだ。
あの人が講師かなぁ、と細身の男性を見ると、壁にこんなものが。
えっ!
なんと今日の講師は元オリンピック代表の田代恭崇さんだった。日本選手権2連覇。その他経歴も輝かしいものじゃないか。
何も調べずに来ただけだが、超ラッキーすぎる。勢いは大事や。
まずは座学
基本的な交通マナーの説明のあと、ヒルクライムのコツについて解説がはじまる。
・ペダリングは重力を味方につける
・重心に対して足はまっすぐに(膝の角度は110度)
・サドルのちょっと前に座る
・左右ペダルに均等に体重を乗せる
・重力を落とす足に対して、逆の足は重さをかけないように腿をあげる。
などなど、本当に基本のことだけど、目の前の固定ローラーに乗って実演もしてくれると、とてもわかりやすい。
登りはペース配分が大事ということで、心拍をもとに説明をしてくれた。
・高強度(最大心拍90%以上):もって3分
・中強度(最大心拍80〜90%):1時間もつ
・低強度(最大心拍60〜80%):7〜8時間もつ
ヒルクライムの大会だと、だいたい20kmくらいで一般人だと90〜120分かかる。
登りきるためにはこの3つのゾーンと斜度のバランスを考えうまく織り交ぜながら走るのだと。
ちなみに、有効な練習方法としては
「中強度の心拍で1時間坂を登る」のが良いが、近くに長い坂がない場合は、中強度の心拍20分x3セットとかでもいいらしい。
さらっと説明してくれて、一見「フムフム」って感じだけど
「(限界値まで練習…)」
と密かに思っていた。
実走でトレーニング
ダンシング、心拍の説明もしてくれた後で、60kmの実走に。
メニューは20km先の河川敷でフォームトレーニング。
まずはペダルの上でバランスをとる練習を。
・1::走りながら左右の足を並行にして立つ
・2:左右の足を並行にしたまま重心を前後に移す
・3:片足を落としたまま、重心を逆に方向に移す(巻島のヒルクライムをゆっくりにした形のもの)
デスライドで尻の痛みを軽減するために1はかなりやっていたので余裕だった。
2、3は意識してやったことがなかったので少し難しかったが、走りながら田代さんにフォームの指摘をいただき、2、3回でそれっぽくできるように。
2は急ブレーキで前につんのめらない(転倒しない)ためのテクニック。田代さんがお手本で実演してくれたが、自転車をほぼ静止させていても重心の移動だけでバランスがとれてこけることはない。
自分がやると間違いなくこけるな!
「のりりん」でおいちゃんがやっていた静止した自転車の上に乗り続けるテクニックはこれのことだったのか。
田代さんのチャリはもちろんアンカー。
ヒルクライム実走は大磯公園で
斜度5%程度のゆるやかな坂でシッティングとダンシングの実演をしながらフォームを見てもらう。
「頭の上で引っ張られるように重心を意識して」
「手の力を抜いて、もっと前かがみに」
「引っ張られるように」というのがとにかく走りながらイメージがつきやすい。これまでは座る位置がおかしいのかな?とか太ももの力のかけかたがおかしいのかな?と部分的にしか考えることができなかったが、効率よくペダリングに力をかけるための重心探しがしやすいのだ。
それぞれ3セットずつ実走した後で、公園の坂を登りきる。最後に斜度15%程度の坂50mと聞いていたが、50mならなんとか登れるはず…。
参加者は自分含めて4人だったが、うちひとりの寡黙な男性は走りかたや装備が見るからに中級者だった。
残り2人は私とあまりかわらない初級者っぽいが、他の2人よりも過去のデスライドのおかげか思いのほか登れてしまっている。
斜度8%くらいの坂にさしかかり、まだシッティングでいけはするが呼吸が苦しくなってきた。私は列の2番目だったが、1番前の人が「先にいってください」というので、抜いて先頭に。
一番後ろにいた男性もすぐに全員抜いて隣に並んだ。
男性「余裕そうに走っていますね」
「よ…余裕では…ないです…ハァハァ(余裕なのはあなただよ!)」
そういってススーとダンシングで軽やかに登っていった。
講習で「足がいっぱいになる前にダンシングを」と教わっていたが、ダンシングに入るのが1テンポ遅く、最後は我慢だけで登りきる。
まだギアがあるとおもってたら無かった、といういつものパターンだこれ。ギアコントロールが下手すぎんよ!
田代さん「お!余裕でしたね!!結構登れるじゃないですか!」
余裕じゃないよおおおおお!
その後は、イートインのあるコンビニで軽く昼食をとって、スタート地点のリンケージサイクリングのクラブまで走って戻る。
食事中、男性から「心拍が上がりすぎてしまうのは、余計な筋肉を使っていて筋肉の酸素消費が大きくなりすぎているから」とアドバイスをもらった。
というかあなたはなぜこの講習にいるんだ…!講習受けるほどのレベルではないのでは…!と思っていたが「プロにフォームを見てもらいたかった」ということだった。
帰りは湘南の海岸で記念撮影など。
座学も実走もとてもよかったが、集団走行が初めてだったのも新鮮だった。一人で走るよりもトラックが避けてくれるのはありがたい…。
この日教わったのはあくまでも「コツ」であって、練習しないとはやり登れるようにはならない。
模索しながら走りかたを探すのももちろん楽しいが、私のように走れる時間があまりとれず、早く上達したいならこういう講習をうけるのはすごくいいと思う。
自転車は個人のスポーツだし、私はサイクリング仲間がK氏しかいないので客観的に自分の走りを見てもらうきっかけというのはほとんどない。
もうちょっと上達して、課題や壁を突破したくなったらまた講習に参加したいな。
リンケージサイクリングHP:LINKAGE CYCLING
しまなみ海道レンタサイクルで走破〜レベル違いのルートで予定外の峠を登った話
2016年末、四国香川の実家に帰省する予定を組んでいた。実家は限界集落間近のくそ田舎。
とにかく暇だし、食うか寝るくらいしかすることがない。せっかくデスライドで腰回りの肉を落としたのにプルプルしてきた。これは大変まずい。
そうだ、自転車がないなら借りればいいじゃない。
しかも、四国には「しまなみ海道」という聖地があるぞ。
いつかは行ってみたいと思っていたしまなみだが、実家から電車で90分ほどだし、いけなくはない。
そして、今治には GIANTストアがある。ここなら確実にロードバイクを借りられる。
帰りはそのまま尾道から電車をのりついで新幹線で東京に帰ればよい。実家の荷物は後で送り返してもらおう。そうして、サイクルウェアと軽装備だけ持って実家に帰省したのだった。
今治GIANTストアでGIANT DEFY3(アルミ)をレンタル
2017年1月4日。実家から電車で90分、今治駅に到着。
駅に隣接されているGIANTストアに早速飛び込んだ。
実は今の愛車以外のロードに乗ったことがないので、別の機体はどんなものかとても興味があった。距離は77kmくらいだしアルミでよかろう。
受付をすませ、身長を伝えると早速車体を用意してくれた。
お値段は本体5000円に乗り捨て価格3000円の計8000円。
軽くサドルの高さだけ合わせて、鍵とパンク交換チューブ、ヘルメット、地図、そしていざという時のためのレスキューポイントをまとめた紙をもらう。
店員「トラブル呼び出しレスキューっていうのもあるのですが、今日(1月4日)はたぶんやってないと思います。
トラブルがあったら、レスキューポイントまで持っていくか、もしくはリタイアの場合サイクルタクシーっていうのを呼んで実費で帰ってもらうことになります」
リタイアしても足があるとは素晴らしいなーさすが聖地!
とデスライドを重ねてきた身からしたら思うけど、これ普通の人だとメカトラブルあったら終わりやん…。
まあいいか。
初心者らしく初心者コースを走ることに
サイクリングコースはいくつかあり、初めてなら初心者コースがいいとおすすめされた。
店員「外周コースは、道の方角がわからなくなったりするので、初めてなら避けた方が無難です。あとアップダウンもあるのでフラットペダルだとしんどいですね」
なるほど。今回は大人しく初心者コースでいくか。
初心者コースの道には全部サイクリングコースのブルーラインがひいてあるし、4つの島には全部道の駅があって休憩スポットも豊富。
コンビニで1つだけウィダーインゼリーを買い、出発した。
それにしても暖かい…というか暑い。1月なのに暑い!来島大橋までの登りですでに汗だくになる。
これ、下手すると熱中症になるわww
最初の道の駅に立ち寄ってあることに気がついた。
「やばい、地元慣れしててお土産にも風景にもそこまで目新しさがない…!」
思ってたよりアップダウンがあるぞー
サイクリング詳細情報 | サイクリング | SHIMAP しまなみ海道観光マップ
初心者コースとはいえ、橋ごとにスロープ(だいたい平均斜度9%)があり、島の中には普通に峠もある。それぞれそこまで長くはない坂だが、地味に脚にくる。
その分、サイクルラック付きの休憩スポットがいたるところにある。
うーん、これは普通のママチャリや乗り慣れていない人がレンタルでクロスバイクに乗るのは結構きついのでは…。
長いスロープではクロスバイクの観光客を何人も追い越した。
こう書くと私が速く走れているかのようだが、地元のローディーには平坦でガンガン追い抜かれている。
GIANTのロードは乗りやすくはあるが、加速がうまくできない上に坂がきついwww
お金で強化した愛車が恋しい。
伯方島道の駅で地元ローディーに話しかけられる
おーこれが写真でよく見るサイクルラックか。
実際に立てかけて撮影してみると、自転車と交尾しているようだ…。
サイクルラックめちゃくちゃいっぱいあるけど、あまり使われていないww
普段使わないと使い方わからないよね…。
小腹がすいたから何かここで食べようかな…でも塩アイスは別に…塩ラーメンも別に…(だいたい味がわかる)と選り好みしていると、休憩中のお兄さんに
「自転車で来たんですか?」
と話しかけられる。
東京から香川に帰省して、今日は尾道まで渡ろうと思っているんですよーみたいな話をすると、そのお兄さんは松山の鯛めし屋で働いていて、最近ロードに乗り始めたというようなことを語ってくれた。
「松山の丸水っていうお店なんです。松山にきたら食べにきてください」
松山は以前住んでいたことがあった。GoogleMapでお店の位置を調べてみると、当時のマンションからすぐ近くのところにあった。
今年は四国ライドを何度かしようかと思っているので、松山に寄ったら行きます、と言い出発。
大三島でまさかのミスコース
次の大三島で昼飯(ご褒美)にしようと思い、飯スポットをぽちぽちと調べる。
初心者コースから3km離れたところに観光スポットがあり、そこで海鮮丼や鯛めしが食べられるらしい。
3kmなら10分そこらだし、寄っていこう。大三島橋を渡り「外周コース」の青いラインを走らせていると、そこそこの距離の峠がある。
まあ島の内陸はこういうのもあるよね、とがんばって登り、そろそろ10分たったかな?というところで異変に気付く。
観光スポットっぽい風景じゃない…。
iPhoneで地図を開いて現在地をみると、西に向かうはずが南に向かっているではないか。
うーん、選択は3つ。
・来た道を戻る
・大三島外周コースをぐるっと南周りにまわって観光スポットまでいく
・外周コースから観光スポットへショートカットできそうな小山を登る
登りたての峠をまた登るのは嫌だ…。そしてショートカットの道はサイクリング道でもないので未舗装路の可能性がある。
ということは、大三島外周コースか。いっても16kmくらい?だし1時間あればいけるだろう。昼飯が遅れるのはちと辛いが、何か途中にあればそこで飯でもいいや…。
と思っていたが、大三島外周ルート、何もない。あった!と思った農家レストランは年始休暇。
大三島外周ルート、めっちゃアップダウンあるんだが…。
トンネルも長い。終わりが見えない。
あの景色の果てをぐるっと周るわけね、なるほどね!
まあ、なんてファビュラスな坂✨✨💋
つらい。
これ明らかに中級者コースでしょ…。
想像以上のアップダウンと、1月とは思えない暑さに水と補給食の減りがやばい。カロリーが不足してきて力が入らなくなってきた。
観光スポットに来るも無人!
まごころよりも水と飯をくれーーーーー!
次から次へと現れる峠。
レベル違いのダンジョンに迷い込んで薬草とか使い果たしたのにモンスターが次々と現れてくるアレに似てた。
— 中川苦行@キコ (@yura3x3x3) 2017年1月4日
飯処に到着。嬉しくて泣いた
ひたすら無人の半島を走り続けて、やっとこさ当初の予定の観光スポットに到着。
人がいる、車がある、サイクルラックがある、飯も水もある…!
補給食は切れて、水も残りわずか(ちびちび飲んでた)。霞ヶ浦一周のときから何も成長していない自分…。
道の駅のレストランに入り、鯛めし御膳を注文。5分で完食。
1時間程度だと思っていた大三島外周は、予想外の峠の多さで2時間ほどかかってしまった。
今治GIANTストアの返却は18時がリミット。残り47kmほどの距離を3時間半で走破しないといけない。時間的に間に合わなくはないだろうが、ゆっくり観光もコースミスも許されなくなった。メカトラがあると完全アウトだ。
休憩を適度に挟んでトントンというところだろう。あとはひたすら初心者コースのブルーラインに沿って走らせるだけか。
登りですでに脚が終わっていたし疲労も溜まってきている。
コース上にジェラート店「ドルチェ」を発見。アイスクリームパンをmgmg。
日が落ちてきた。
しまなみのサイクリングコースのブルーラインは「尾道まで◯km」と出るのは親切だが、カウントダウンは地味にメンタルに来る。
瀬戸内の夕日を眺めながら、ようやく尾道の渡し舟に到着。
尾道GIANTストアに17時45分に到着。間に合った…。
尾道駅の近場のローソンにもサイクルラックが。
このあと、新幹線で東京の自宅まで帰宅。
しまなみ海道、今回は1月4日ということであまり人がおらず、お店も閉まっていたがシーズン中であればもっと楽しそう。
サイクリングコース以外にも各島にも見所がたくさんあるらしく、丘や展望台に登る道はたくさんあった。
泊りがけでいろんなコースを試すとかなり遊べそうなスポットで、まさに聖地というにふさわしい土地だと思う。
残り20km地点あたりで気を紛らわすために
「にゃん♪にゃーんにゃん♪にゃんにゃん♪」
と適当な歌を創作して大声で歌っていたら、
「どこへ向かっているんですか?」
と後ろからきたらしいおじさまローディーに追い抜き際に話かけられて死ぬほど恥ずかしかった…。
そのあと一瞬で千切られた。
【2016年】ロードバイクで行ってよかった東京近郊スポットまとめ(デスライドランキング付き)
2016年、3ヶ月足らずのロードバイク生活。短い期間の中で輪行もできるようになり、東京近郊の面白そうなところに走りにいった。
まさか、自転車ひとつでこんなにも行動範囲が広がるとは思っておらず、毎度乗るたびに「ロードバイクに乗ってよかった〜」と思う。
今回は写真整理もかねて、行ってよかったスポットとコースをあげてみる。
1位:三浦半島一周(神奈川)
道の状態:★★★★★
車少ない:★★★
景色 :★★★★
グルメ :★★★★★
ダントツの1位だった三浦半島。 道よし、景色よし、グルメよし!気候もいいし観光スポットも盛りだくさんで、何回も行きたい土地となった。
来年もいくぞ〜。
三浦半島は自転車振興に力を入れているらしく、サイクリスト歓迎ムードがある。
横須賀駅には「スポーツバイク組み立て場所」があり、輪行したら堂々とここで組める
いつもなら、歩行者の邪魔にならないようコソコソと駅のすみに移動し、さっと組み立てて脱出するように出発しているので、こういう場所は本当にありがたい…。
冬でも暖かくて、凍え死ぬ心配がないのがとにかくいい。
三浦半島は、すれ違うローディーの数がとにかく多かったが、トライアスロンのバイクに乗っている人が多いのが特徴的だなーと思った。あとキャノンデールが多い。この土地ならトライアスロンにもってこいだろうな。
横須賀カレーやカフェなどグルメスポットも多く、城ヶ島はまぐろ天国。
あらゆるところにサイクルラックがあって、停め場所に困らない。
そして、三浦半島で1番驚いたのはコンビニにチューブが置いてあること!!!!
自転車が生活の一部となっている証拠だよね!
このヤマザキショップは長い登りの頂上にあって、登りで疲れ果てた後の休憩場所にちょうどいい。なんて計算されつくされた場所にあるんだ。
なお、坂はあまりにヨロヨロと登っていたため、追い越すおじ様たちに「もっと前座ったら楽だよ」「がんばれ」などたくさん声をかけていただいた。優しい…。がんばります…。
次はK氏が内陸コースを検討しているらしく、ちょっとだけデスライドな香りがするぞ!まあでもご褒美スポットが山ほどあるからちょっとくらいデスくてもオッケー!
2位:養老渓谷(千葉・房総半島)
道の状態:★★★★
車少ない:★★★
景色 :★★★★★
グルメ :★★
紅葉スポットで有名な養老渓谷も超良かった〜〜〜〜。
全体的にゆるやか(?)な登り基調で、ゆるやかーにながーーく坂が続く真綿で首をしめてくるタイプだが、坂が苦手な私でもまだ大丈夫だった。
養老渓谷は、とにかく景色がよい。
紅葉シーズンはバイク乗りや観光バスが多くて、ローディーは少なめ。雪が降った次の日だったからかもしれないけど。
徒歩のおばさまに「えっ!自転車!?」と驚かれた。
以下写真でどうぞ。
養老渓谷駅は足湯もあり。
観光地はご飯処が混雑しているのだけが難点かも。秋は鮎やとろろ飯が名物らしい。
とろろご飯は見た目よりも食べ応えがあり、あっさりで疲れた体にちょうどよかった。
野生動物との遭遇率も高いらしく、この時は野生の猿4匹と遭遇。
人慣れしすぎてて、たくさんの観光客が見る中堂々と農家荒らしていた。
紅葉シーズンはガチでおすすめ。自転車でなくても都内から電車でいけるため、日帰り旅行によさそう。
3位:入山峠(東京・多摩)
道の状態:★★
車少ない:★★★★
景色 :★★★★★
グルメ :★★★
初ヒルクライムで完全死亡した入山峠。
こちらも登る距離の割には絶景が楽しめるのでランクイン。この時は全然登れなかったけど、また挑戦したい。
4位:境川サイクリングロード(神奈川)
道の状態:★★★★★
車少ない:★★★★★
景色 :★★★
グルメ :★★
自転車に乗っていると、どうしても道の写真ばかりになってくる。けど、ロードバイクはパンクしやすいし、振動は身体に響くので道の状態って本当に大事。
境川サイクリングロードは、道幅は広くないけど景色が良いうえに風が少ない。ガチ走りしているローディーもいるけど、なんとなくローディー達の雰囲気もいい気がする。
多摩湖自転車道のジブリっぽい雰囲気も捨てがたいが、あちらはランニングしている人やお年寄りの散歩が多いため、境川の方が走りやすい。自転車乗りに優しい感じがする。
今年は2回走ったが、毎日走りたいくらい快適。
この辺りに住みたくなって物件探しちゃった。
5位:いろは坂、百草園(東京・聖蹟桜ヶ丘)
道の状態:★★★
車少ない:★★★
景色 :★★★
グルメ :★★★★
「耳をすませば」のモデルとなったいろは坂。ロード買った次の週に連れてこられ
「たったの800mの坂だから大丈夫大丈夫」
と言われてヒーヒーいいながら時速8lkmくらいで登った。
閑静な住宅街だが、丘から見渡す景色が良い。めっちゃジブリ。
で、百草園だけど、この時は激坂スポットだとは知らなかった★
ひょえーすごい坂が出てきたぞ〜。もはや徒歩よりも遅い距離でゆるゆると進んでいると…
ナンジャコリャーーー!!!
ここは立ち漕ぎで!とペダルの上に立つも、1mmもペダルが下がらなくて坂の上で5秒ほど静止してた。そのまま下りて自転車を押して登るも、ここ徒歩ですらズルズル滑って登れないんだけどwww
あとマンションの形もなんかおかしい!
過去最高クラスの斜度坂だったけど、短かったからベスト入り。
2016年、本当に辛かったデスライドランキング
せっかくなので(?)デスライドのランキングも作ってみることにしたよ!2016年、デスかったライドトップ5。
ちなみに、辛いからといって楽しくないわけではない。むしろ辛いと強烈に記憶に残る。平穏すぎるだけのライドはすぐに忘れてしまう。
辛くてもまたロードバイクに乗りたくなる。ロードバイクは本当に麻薬だね。
デスライド1位:荒川初ライド140kmコース
これを超えるデスライドは今後もなかなかないかもしれない。生まれたての子鹿に覚醒した初ライド。
初心者は徐々に距離を伸ばそう! でも長距離は楽しいぞ!
詳細のデスレポートは↓の通り。
デスライド2位:霞ヶ浦1周140kmコース
坂が嫌いだと言っているのに、なぜ平坦コースが1、2ランクインなのか…。
平坦は飽きる。その飽きの恐ろしさを心底実感したライドがこれ。
あと「補給が切れるかもしれない」という恐怖を味わってしまったもでかい。これだけは本当に勘弁!
坂は嫌いなのに、変化の少ない平坦はメンタルが過酷すぎて、これなら山に行きたいと考えてしまうほど。山に行ったら行ったで逆のことを思いそうだけど。
詳細のデスレポートは↓の通り。
デスライド3位:一夜城公園・石垣山
「小田原に行きたいところがある」と言われてほいほいついていったらデス坂が待っていた。視界はほぼドーナツ坂。
ドーナツの見過ぎでガチで体調が悪くなった思い出のデスライド。
リタイアしかけた。
阿鼻叫喚のデスレポートはこちら!
デスライド4位:向かい風・大荒川峠70kmコース
なんと、荒川が2つもランクインしてしまった。
荒川は最も身近なサイクリングスポットで、今年は計4回いった。
向かい風はローディーにとって天敵だが、荒川は基本風がある。
風が強い日は「大荒川峠」と呼ばれているらしく、この日がちょうどそうだった。
写真がすでに不穏な空気を醸し出している。
↑写真の未舗装路にローディーが作ったであろう20センチくらいの天然の道ができていた。これはちょっと感動。
向かい風できつい上に、途中雨が降ってきてカオス。
雨風で急激に体温が奪われて、腕がしびれて感覚がなくなるという貴重な臨死体験をしてしまった。あと、荒川って屋内の休憩スポットが少なすぎて、秋冬の気温が低いときに道端で休憩すると、汗冷えで死にそうになるというのもデススポットとしてポイントが高い。
帰りは追い風だったから許した。
デスライド5位:ミニベロシティサイクル荒川70kmデスライド
荒川3つ目だし、4つ中3つがランクインとは荒川どんだけデスロードなんだ…。
これはミニベロを買った2週間後にK氏に連れてこられたデスライド。
自転車にすら乗り慣れていない時でしかもシティサイクル。荒川に着いた時点ですでに脳酸欠を起こしていた。
それでも何とか荒川を走りきり、ゴール2km前地点になってK氏はこういった。
「そのチャリだと行動範囲の上限は30kmくらいですね」
「実は途中から、フロントギア1枚の自転車だって気がついて、あっ…て思った。」
そして、最近得た新情報。
「70km余裕で走れてたから、ロードにしたら倍の140kmいけるかなって思った」
自転車は体調や環境、機材、天候の影響をもろにうける。その分トラブルや困難も多い。事故や落車の危険もある。
しかし、だからこそ達成感もあるし挑戦のしがいがある。そのための工夫を考える。決まった答えはない。それがめちゃくちゃ面白い。
今年は楽しいライドいっぱいだったな!!!
来年も素敵にデスライドしたいな!!!
ロードバイク初期費用はいくらかかるのか?初心者の「想定」と「現実」をシミュレーションしてみる
ローディーの「距離感覚の崩壊」については幾度となく紹介してきたが、ローディーは金銭感覚も崩壊している。
金銭感覚が崩壊し、財布の紐がどんどんゆるゆるになることを一般的(?)に「ロード沼」と呼んでいる。
今回、初期費用にいくらかかるのか、気になる出来事があったのでシミュレーションしてみることにした。
※2021年追記。近年安く性能の良いものもでてきているので、これより安く揃えられると思いますが、偽物や粗悪品も多く出回っているので、安価なものには注意してくださいね。
調べるきっかけ
きっかけは、会社でカラオケに誘われたとき。あまりにも行きたくなさすぎて、私はこう言って断った。
「みんながロードバイクに乗って100km走ってくれるならいく」
そしたら「20万もかけられないよw」と言われてしまった。
いやいや、安い自転車にしたらロードでも20万もかかんないしょwww
え、まさか…?もしかして20万かかる…?自分はいくらかけた…?
以来気になり続けたので、改めて数字を整理してみることにした。
後日K氏とライド中にこのエピソードを語ったら、こんなコメントをもらっちゃったぁ❤️
「コミュ障を極めた発言だな」
冷静に文字に起こすと、自分の社会性のなさがヤバすぎて震える。
どんな走り方を想定するか
通勤か、ロングライドか、レースか、ヒルクライムか?ロードバイクは走り方や目的で金のかけかたがかなり変わる。
通勤=クロスバイクでよし。っていうかロードは盗難が怖いよ。
レース=わからんけど、たぶん将来的に一番金がかかる。
ヒルクライム=軽い車体(カーボンフレーム)をすすめられるから車体価格が高くなる。
あまりにも多くの想定ができるので、今回の条件は下記に設定。
・ロングライド(100km前後)するユーザー
で、せっかく(?)なので
・初心者がこれくらいでいいと思っている「初心者想定価格」
・実物を見に行って検討した結果となるであろう「予想価格」
この2つでシミュレーションを組んでみることにしたよ。今のうちに言っておくけど、以下めちゃんこ長い。
とりあえず走れる状態の価格(必須品)
こんなもんかなぁ。
初心者想定価格が110,000円。実際にかかるであろう予想価格が215,600円…なんと20万いってしまったし、10万円近くの差が生まれてしまった!
安価なロード本体は10万円以下の85,000円(税抜き)を想定。具体的にはこういうのとか。
ネット通販でもいろいろと安い車体が出ているかもだけど、盗難車とかパチもんに当たると嫌なので、ちゃんとした店舗で買いたいところ。保証やメンテナンスサービスもつくし。
以下、差額が大きかった部分の理由を書くよ。
ロードバイク(本体のみ)…気にいるデザインがあれば超ラッキー
いざロードバイクの実物を見に行くと、最低価格のもので気にいるデザインがあるかどうかは分からない。初心者は細かいことわからんので、店員のアドバイスをいくつか聞いたうえで最終的にデザインで選べばいいと思ってる。
そうなると、自分と合う規格で、色はいいけどデザインがいまいち、この色がいいけどサイズの在庫がない、というのが出てくる。
そして、高い買い物だからこそかっこいいのを選びたくなる。
そんなわけで、当日気が変わって予算オーバーの180,000円の初期購入費に設定。
まあ、これ13万予算でいったのに27万割引の21万のもの買った自分のことなんだけど。
後々の物全部に言えるんだけど、今のところ知る限りロードに関する物は
おしゃれは金(を積めば買える!)
一般的に「おしゃれは我慢」というけど、ロードに関しては「おしゃれで高性能なものが欲しいのにお金が足りなくて我慢」になる。
いうまでもないけど、機能も金。速さも金で買える(ある程度は。乗り手次第では。劇的に速くはならない)。
ただし、信用できる人から中古品を安く譲ってくれそうなら、買い替え前提で譲りうけるのはアリ。お金ためて慣れた頃にいいグレードのものを買えるから、そういう人がいたら超絶ラッキー。
とりあえずスポーツバイクってどんなんよ、みたいなのを楽しく詳しく知りたい人は漫画「のりりん」がおすすめです。
自転車漫画の超名作でむちゃくちゃ面白いし、自転車の機材のことも詳しく書かれてるので。
※2021年8月追記
コロナの影響で自転車系のパーツの工場が止まったらしく、新車がなかなか手に入らないようですね。特に安い初心者用のモデルは売り切れが続出していると聞きます。
バイクは10月以降がモデルチェンジの時期には変わりないので、前年モデルが値下がりするタイミングで買うのがおすすめです。
ペダル…最初はフラットペダルでOK
おいおいペダルも買うのかよwって思ったかな?
私は思いました。
基本的にペダルと本体は別だけど、エントリーモデルっていうやつならついていることも。
ビンディングペダル(足とペダルをクリートで密着させるやつ)は初心者がつけると店から家に帰るまでの間に天に召されてしまう可能性があるので、最初はフラットペダルでいいと思う。
ヘッドライト、バックライト…ケチったら命に関わるぞい
本体が想定よりも高くなってしまいましたね。あなたは、備品を安くすませようと考えるでしょう。
ところがどっこい!
ライト系はガチで生命維持にかかわってしまうのでここはケチってはいけない。素直に店員がおすすめする光量のものを買おう。
ナイトライドを想定しているなら、ライトは2つあってもいいかも。フロントライトはバッテリーが意外と持たない。あと、光量も高めのものに。
スタンダードなのはCATEYEのvoltシリーズで、手に入りやすい。
キャットアイ(CAT EYE) ヘッドライト [VOLT800] リチウムイオン充電式 ボルト800 HL-EL471RC HL-EL471RC
- 出版社/メーカー: キャットアイ(CAT EYE)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ヘルメット…最低価格8,000円だが
ライトで節約ができなかったあなたは、次は装備で節約しようと思うかもしれない。
ヘルメットは低価格で8000円からあるが、あなたは恐らくそれを選ばないでしょう。
なぜなら、オシャレはお金だから。
似合わないヘルメットは見た目がきのこの山みたいになってとてもダサいし、何より頭との相性がある。
合わないものを買ってしまうと、いざ装着したときに頭が痛くなって買い替えが必要になり余計に出費がかさむということも…。
※2021年追記
最近はメーカーものも安くなっていますね。
ヘルメットは命に関わるので信頼のあるブランドのものを買いましょう!
OGKは有名ブランドだしデザインもかっこいいものが多くておすすめです。
6000円台のがありました。
身につけるものはモチベーションにつながるので、気に入ったものを買おう!
空気入れ
じゃあ、メンテ品をケチるか。空気入れは家にあるもので…。
…と、ここにも罠が!
ロードバイクはバルブ(空気の入れ口)がママチャリのものと違う。
そして、空気圧がタイヤによって決まっている!
さらに週1くらいのペースで空気圧を調整しないとすぐに空気圧が下がる!
空気圧が測れるメーター付きのものを買おう!
パナレーサー 空気入れ 楽々ポンプ エアゲージ付 米式/英式/仏式バルブ対応 イエローBFP-PGAY1-LH
- 出版社/メーカー: Panaracer(パナレーサー)
- メディア: スポーツ用品
- この商品を含むブログを見る
ベル
ここらでそろそろ安いものを…といいたいところだけど、ベルは本当にダサい!
ハンドル周りは常に目につくので、かっこよくありたいよね。
そこで登場するのがノグOi。これなら目立たないしダサくないね。
ハンドル周りの常に見えるところに鎮座することになるので、ベルはかっこいいのが欲しくなると想定。よって初期購入価格で3,000見込み。
スタンド(部屋置き用)
ロードバイクは部屋の壁際に立てかけておけばスタンドなしでも…と思っていた時代が私にもありました。
ロードは転倒ですぐ壊れる繊細なやつなんだ!転倒が怖くて家でくつろげなくなるぞ!スタンドを買おう!
ちなみに部屋が狭いと縦置きや吊るすタイプのもの(高い)になる。
けど、それは悲しいことではないんだよ。
ロードバイクは部屋のインテリアにもなる。部屋にロードバイクがあるのはかっこいい。飾ってあるロードを見るのは楽しい。大丈夫大丈夫。
T_B078』 NinoLite L字型 自転車 スタンド メンテナンス / ディスプレイ 保管 簡単にし込むだけで My サイクル バイク におしゃれ !
- 出版社/メーカー: Nino
- メディア: その他
- この商品を含むブログを見る
ここまでが「走れる」状態で必須なもの。
もうわかっていると思うけど、このタイトルの初心者とは私のことであり「あなた」とは過去の自分のことだよ!
ロングライドする場合にあったほうがよいもの
ローディーが言う「なくてもいける」という物は「だいたい買わなきゃいけないもの」だから、ここ注意。この言葉を信じて、必須なものだけでロングライドに出ると痛い目にあう。
そこで、その痛さを和らげてくれるのが「装備」だ!(無痛になるとは言っていない)
というわけで、No10以下を追記。
ウェア系(No.10〜14)
いざ走りに行く段階になって、あなたはウェアが必要になりました。ここでも「だいたいいくらくらいまでなら」と予算をある程度決めていることでしょう。
しかしいざたくさんの実物を見て、こう思うでしょう。
「これだけは着たくねぇ(物が多い)!」
そもそもサイクルウェア系のものって派手派手でなんかダサい(と思ってたけど今は慣れた)。
そしてカッコイイやつはだいたい高い。それなら、せめてダサくないものを…と必死で探すことになる。そうして妥協してようやく見つけた価格が「予想価格」だよ。
おしゃれさんはあと1〜2万円ずつプラスしておけばいいよ!
「初心者想定価格」はamazonによく転がっているノーブランド品にありそうな価格で設定。使えるのは使えるんだけど細部がいけてないとか、ジッパーが壊れやすいとか、難ありなものに当たる可能性が。
ウェア系って生産国によってS、M、Lの大きさがまばらなので、特にレディースは店舗で試着したほうがいい。
ウェアこそモチベーションに関わってくるので、袖を通してウキウキするくらいの欲しいもん買おう。
あと、装備に関しては「できる限り我慢はするな」と言いたい。
長時間ライドは乗っていること自体が我慢になることも多々あるし、心身ともに過酷な状態での小さなストレスは徐々につもって大きな負荷になっていく。
安くて機能性がイマイチなものって大体短期間で買い替えることになりがちだから、結局コスパが悪い。いいものを長く使って減価償却したほうがいいと思うよ!
ちなみに女性向けでおしゃれで有名なブランドは『Rapha(ラファ)』とか『Castelli(カステリ)』とか。『FELLY(フェリー)』も柄が個性的で個人的に欲しい。
全部高い。
初心者で手に入りやすいブランドとしては「カペルミュール」あたりかなぁ。ワイズロードなどの店舗でも手に入りやすいし品揃えや種類も豊富です。
普段着なんかもあるし、比較的デザインがシンプルなので着回ししやすいですね。
個人的にはグローブ系は手に入りやすいので2つくらいカペルのものを持っています。
最近『Rapha』を買って、あまりの機能面、デザイン面の良さに「こんなにいいならこの後ずっとRaphaでいいのでは?と感覚の崩壊が始まりかけている。沼。
あと、女性用は全体的に数が少ないし、ネットだと店舗より逆に高くなってるものもあるので注意。
※2021年8月追記
最近では「ワークマン」が格安でサイクルジャージを出して話題となっています。なかなか品質が良く、安いみたいですね。
売り切れが多く店舗ではあったサイズを探すのが少し大変なようですが、デザインも悪くなさそうです。
サイクルコンピューター
なくても別にいいけど、ロードに乗り始めると「今何km/時速出てるかな」とか「今日何km走ったかな?」とか気になり始めるので、あると楽しい。(たまに「こんなにがんばってるのにこれだけしか…」という苦しみも与えてくれる。)
ロードは数値化しやすいスポーツなので、そういうのがモチベーションになるタイプの人にはおすすめ。
ロード購入時に「いずれガーミン(※)にたどり着くことになるよ」と予言されたが、今自分はまさにこの地点に来ている。沼。
※距離、速度、標高、消費カロリー、心拍、地図などすべてを管理してくれるサイクルコンピューター。
グレードによって値段が変わりますが、最近は安くて高性能なものもでてきました。
色々検討するのがよいかと。
ボトルゲージ・ボトル
私はロード買ったときにおまけで付いてきた。ラッキー。
メンテナンス系(パンク修理系、チェーン掃除系)
私は機材系は一切触りたくないタイプなので全部プロにやってほしいんだけど、この2つだけはどうしても自分でやらないといけない。
パンク修理はロードバイクでは避けて通れない道なので最初に道具一式を揃えて、講習会やら動画やらでやり方を学んでおくと良いと思います。
とりあえずタイヤレバー(タイヤ剥がす動画)貼っときます。
以上がロングライドやる上であった方がよいものリストだと個人的に思ってる。
当たり前だけど、何買うかには状況や目的で個人差があるので、これより高くなったり安くなったりってこともある。
私は基本的に買い物が下手というか、めちゃ調べるのがめんどくさいので、多少高くてもいいやと思うようになってしまった。むしろ安いものを買って「失敗したなぁ」と思うことのほうが経験上多いんだよね…。
で、実際自分はいくらかけたんだっけ?
せっかく(?)なので、自分のこの3ヶ月の購入履歴でも作ってみるか^^
※細かい消耗品のぞく
お、おう…。
リストが長すぎて画像結合したら画像が荒れた。決して涙で目が曇っているわけではない。
なお、この後ガーミン820J(6万円)がプラスされる予定。
まあ、もうちょっと考えるわ、って人は改めて自転車漫画でも読んで検討してみてください!
ツーリング系でおすすめはこの辺です。自転車欲しくなりますし、色々な場所に行きたくなります。
自転車があれば旅行は移動そのものが楽しくなり、色んな場所に行きたくなります。
美しい景色や美味しいもの、そこに自分の足でたどり着いたという充実感・・・。
自転車は人生を楽しくしてくれますし、何よりも健康に良い・・・。
私は自転車を始めて、色んな場所に行きましたがどの体験も素敵な思い出となりました。
一生自転車に乗り続けたい・・・そんな趣味に出会えて幸せだと思います。
自転車に興味がある方はぜひ、自転車に乗って、自分なりの楽しみ方を発見していただけると良いなぁ・・・・なんて思います。
ロードバイク霞ヶ浦一周140km 補給なし怒りのデスロード
ビンディングペダルを買い、とりあえず練習は平坦が良いね、ということで霞ヶ浦一周コースを走ることになった。
筑波、霞ヶ浦。筑波には廃鉄道跡をそのままサイクリングロードにした「つくばりんりんロード」というのがあるらしい。ネットで調べていると、りんりんロード沿いは出店があり、ただの平坦とはいえ観光にも良さそう。景色もいいし。
いいじゃなぁい(荒北風)。
筑波山の選択を華麗にスルーし、霞ヶ浦一周のシンプルコースに決定。距離は初ライドぶりの140kmだ。
2ヶ月たった今、走れる自信があった。
で、ここでロードバイク経験者ならお気づきだと思うが、つくばりんりんロード=霞ヶ浦一周ではない。
我々は大きな勘違いをした。これがデスライドの始まりである。
土浦駅はサイクリング歓迎ムード
なんと土浦駅にはサイクリングする人のための準備スペースが併設されているではないか!
サイクルラック、コインロッカー、更衣室、蛇口。これが屋内にある。
早朝の寒い時期にこれはありがたい。
輪行袋を置いていけるのもいい。これで荷物を極限まで減らせる。
「神…!茨城最高かよ!」
「神…!千葉も見習ってほしい」
ロードに乗るとやたら土地に向かって上から目線になる私。
荷物を置いていけるのはいいが、輪行袋を置いていくということは途中リタイアが許されないということだ。この時は浮かれていて気がつかなかった。
りんりんロード←となっているが、我々が向かうのは逆の→
今見るとここで気づけよ!って思う。そう、これから走る場所はりんりんロードではない。
とはいえ、霞ヶ浦沿いのサイクリングロードは舗装がきれいで走りやすい。
朝日が昇り始め、ライドをスタートさせた。うーん朝のライドは本当に気持ちがいい。
やたらと祠や鳥居が多い。神話生物でも召喚するのか。K氏はやたら真剣に撮影している。この人きっともうとっくにSAN値がやばい値になっているんだ…だからこんな坂シャブモンスターになっているんだ…。
途中、レンタサイクルっぽい施設があり、ここで1回目の休憩をとる。
いきなり野良猫がお出迎えしてくれた。
表にまわると、「かすみキッチン」の旗が。
事前に調べたグルメスポットだったが、まだ早朝のため今回はパス。
出発しようとすると、先ほどの野良猫がやたらと甘えてくる。
これは…ローディーから補給食で餌付けされている猫だ!
甘えて甘えて甘えつくした後、いかせないぞと立ちふさがる猫。
君の食べられる食べ物はもってないんだ、ごめんよ…。
序盤ですでに景色に飽きる
右手には湖、左手は田舎の風景。
ライド2時間をすぎた頃、我々は重要なことに気づく。
「残り100km近くずーーーーーーーーーーーっとこの風景なのでは…」
霞ヶ浦は美しいが、飽きる。
というか飽きてきた。ロングライドで飽きると精神的な消耗が早くなってやばい。
「ねえ、帰りはあそこ(めっちゃ遠くにある対岸を指差しながら)を走るんだよ?ねえ、帰り道が見えるよ、すっごい遠くに」
K氏もやばさを感じはじめている。
ここで1件目のコンビニ。サイクルラックがあり、ここでも「茨城神」発言を繰り出す。
定期的にコンビニもありそうだし、と補給はあんぱん1個だけ買う。
予定よりも遅れているのでK氏からオーダーが入る。
「今から12時まで休憩なし!」
「ふぇっ!90分もあるよ…クソ退屈な平坦で」
公道だと信号で休憩ができるが、サイクリングロードは立ち止まる必要がない。この時の私は平坦連続走行45分が限界だった。
何よりの景色にもう飽きたよ!気が紛れるものがなく、チラチラとサイコンを見ても「まだ5分しか経ってない」と時間が進むのがやたら遅い。
「…」
「…」
やがて、K氏も同じことを思ったらしく、お喋りを始める。
「MERYの学芸大に深夜にいく記事が面白いんだよぉ」
お喋りで何とか気を紛らして、90分経った頃、我々はとうとう気づく。
補給ポイントがない!
「コンビニもお店も全然なくね?」
「ない…。補給食はもう全部食べたよ。お昼のお店がないのはともかく、補給がないのはやばい!」
残りまだ80キロ近くあるのに、補給が切れるのはやばすぎる。
気候の安定した平坦でリタイアとかwwwwうそやろ…。
というかリタイアしようにも輪行袋置いてきたから、来た道を戻るくらいしか選択肢がない。まだ午前中なのに後戻りだなんてつまらなさすぎて嫌だ。いろいろ終わっとる。
「あそこに中華料理の看板が見える!」
「満腹中華」なんとそそられる店名なんだ!
サイクリングロードをはずれ、一心不乱に看板を目指す飢えたローディー。
看板が砂漠のオアシスに見える。
「あれでお店潰れてたらうけるなw」
「えっ⁉︎」
冗談のつもりだったが、私の発言どおりお店は廃墟www全然面白くないwww
「いやまて、コンビニの看板が見える!」
コンビニあったーーーーー!
オアシスーーーー!
駆け寄って嬉しさのあまり写真まで撮ってしまった。サイクルラックも何もない普通のコンビニなのに。
「これまで見たコンビニの中で1番嬉しい」
ここで焼きそばとハンバーガーを買い、地べたに座ってランチタイム。
うめえ、焼きそばうめえ。
こんなにうまいコンビニ飯初めてだよぉ。
これからコンビニが一個もなくても大丈夫なように補給をすませて、ライドを続ける。
「あそこがゴールだよ。ゴールが見える。あそこまで走らないといけないんだ(5回目)」
珍しく心が折れているK氏の発言につられて心を折りそうになりながらも精神統一をして走る。平常心平常心。ロードはメンタルのスポーツ。
まさかのコースミスでさらにタイムロス
ん?北利根川?
このミスコースは辛い。
あとやんわりと向かい風なのも辛い。
「休憩スポットがあればそこで休憩」と決めても、休憩スポットがいつまでたっても現れない。
途中長い未舗装路もあるし、霞ヶ浦の南側はカオスすぎだろ。税金が足りてない。
休憩スポットなんてない!道端で休憩じゃ。
日が落ちてきて寒くなってきた。
本当にきつい。精神的にきつすぎる。なんてことない平坦なのになんて辛いんだ!。
あと、幾度となくでてくる水路が罠。水路の端まで走らされて「なぜショートカットがないのか」とバキバキ心が折れる。
駅前のビルが見え始めてから、ひたすらそこに向かって走り続ける。
私が前を引いていたが、後ろのK氏が珍しく心折れてるのが見なくても伝わってくる。
「これまでのライドで1番メンタルきつかった…」
駅に辿りついたが、体力的にはまだ余裕がある感じで、途中めちゃくちゃきつく感じたのは全てメンタル力が足りなかったせいだなーとおもた。
もうちょい踏んでもよかったね。
No補給スポット
No休憩ポイント
Noグルメ
ずーーーーっと景色同じ!
一向に近づかない見えるゴール地点
ツイッターでは「霞ヶ浦は初見殺し」と言っている人がいたけど、ほんとそうよ。
こうして、霞ヶ浦一周は想像以上に過酷に終わったのだった。