タイトルの通りなんですが、大山(神奈川県)登山なら七沢温泉下山ルート+絶品ラーメンが断トツおすすめなんですよ。
今回は2022年6月に登った大山のそんな内容の記録です。
なぜ七沢温泉下山ルートがいいのか。
それは、下山した先に有名ラーメン店「Zun-bar」があり、さらに七沢温泉郷もあるから。
下山後のご褒美を重視する方ならぜっっつたいにこのルートがよいです。
↑YAMAP立ち上げるの忘れてたのですが、女坂から登ったので追加+2kmくらいはある。
大山、初心者向けってよく言うけど、それにしてはキツくない???
↑疲れて途中で転がってしまった同行者ののんちゃん。
関東初心者向け山でよく名前が上がる「大山(おおやま)」。地元の小学生も登れる、という触れ込みから「簡単に登れるかも😊」と思われがちですが、ケーブルカーなしだと(あっても)まあまあガッツリめに登りで普通にきつい!
1000m獲得標高ある。
1000m登るってどれくらいかというと、高尾山約2回分だよ?
で、大山登りの特徴なんですが…
石段の階段に始まり
女坂では大きめの石段の階段が
ずーっと続いて(※男坂もずっと階段な上に手すり等なしです。階段から逃れられない)
阿夫利神社⛩についても…
きれいめの階段✨✨✨
登山道に入っても木やら石やらの階段がバリーション豊かに登場し…
木道という名の階段。
山頂近くも階段ーーー😆😆😆
ってずーーーーっとあの手この手の階段が登場してくるんですよ!!最後の最後まで!!
しかもこの日、私は前日にボルダリング(初)をやって全身筋肉痛な上にカロリー不足、のんちゃんは二日酔いというバッドコンディション(自業自得)。
そして季節は六月…そう、大山にはヤツがいる。
ヤマビル…。
私はヤマビルに食われるの嫌すぎて、座っての休憩一切しなかった。それでさらに疲れた。
一方、のんちゃんは野生の丸太とかにそのまま座ったり、「補給」と言ってプロテインをシェイクして飲んだりと、生き物としての強さの差を感じたよね。
ゴッゴッゴッとプロテインを飲み干した後
「プハー、んーこれこれ」
と言いながら口元の液体を拭う様に思わず
「こわ…」
と漏らしてしまった。
しかも6月はすでに蒸し暑く、それだけで体力を奪われる。
まあまあどころかかなり疲れたわ!って頃にはかなりの高度になっており、高度1000m付近まできてようやく涼しくなってきた。
そこから山頂はすぐであった。
山頂の茶屋で豚汁とおにぎりをいただく。
焼きそばとかもうまそうだった。
自炊エリアがあったので、移動して鳥の缶づめを温めてみる。
前回でのんちゃんがあまりにも火をつけるのが楽しそうだったので、自分もバーナーを買ってみた。
しかし正直特に喜びもなく、むしろガス缶が重くて調理もめんどくさいなと思った。
どうも自分は着火に興奮するタイプではなかったらしい。
ワイ山頂で何もしたくない人かもしれん…まあ普段料理も好きじゃないもんな。
そんな人間が急に山にきてあれこれ調理しようってなるはずがない。
そんなことを大山の山頂で悟った
山頂。霧が出てきて眺望は特になし。
さて、下山だが、登りの階段でだいぶ階段が嫌になっていた我々は、唐沢峠方面に降る。
正規ルートは阿夫利神社に戻っていく道で、登山慣れしてないとこの分岐で間違えて遭難してしまう人が結構いるらしい。
あれだけたくさんいた登山者が急にまったくいなくなる。
でもこのコースは階段も少なくいい感じの土道で眺望もいい。
「そうそう!こういうのよこういうの」
階段に飽き飽きしていた我々はそう連呼していた。
我々の中で「大山の登りはあかん(階段が多すぎる!)」という認識が発生し、今後の登山でも散々これが語り継がれていくことになる。
さて、このコースで欠点があるとしたら「距離が長い」ところ。
『登山口まであと5km』のような看板が出てくるが『あと5km』のあとに『あと5.3km』といった、下山距離が謎に伸びる現象がある。
というかあった。
多分看板を立てた時期に寄って計測方法が違うかなんかで誤差が出るんだろうけど。
それか疲れてて自分が幻覚を見ているか。
距離伸びるな。
心霊スポットで有名な「山の神トンネル」へ
長い長い下山を経てようやく林道へ…といいたいが、またここからの林道が長い。
そして途中、街灯もなんもない見るからに不気味なトンネルが…。
う、うわ〜通りたくねぇ〜!
どうも神奈川最恐で有名な「山の神トンネル」らしく、度々オカルト系のYouTubeなんかで取り上げられているらしい。
1人だったら絶対通るの無理だったわー。マジで恐い。
出口付近になってようやく一安心。
安心してきたら腹が減った。
もう腹ペコペコだよう😭😭😭下山長いよう😭😭😭
ラーメン名店「ZUND-BAR」で絶品「柚子塩ラーメン」をいただく
ふとのんちゃんが「ラーメン屋ある。あの評判の」と叫ぶ。
飢えてた我々は迷わず駆け込んだ。
柚子の上品な香りと風味豊かなダシ、程よいコシの麺が疲れた体にとにかく染みる。うんまい〜😭😭😭
生き返っちゃう〜
もちろんビールも飲んじゃう🍺🍺
大山お疲れ山、カンパーイ!
一心不乱にラーメンを啜る我ら。
虚無だった心に灯火が入った瞬間だった。
露天風呂と寝湯が最高な七沢荘温泉へ
さて、ZUND-BARから数分歩いたところで「七沢荘温泉」に到着する。
午後から目に見えて上昇気流で雲が出来上がっていたが、ついにポツポツと降り出した。
七沢荘温泉は改装中ではあったが、情緒ある山の麓らしい木の建物で、内湯も良かったが何より露天が良い。
自然の木々に囲まれた夕暮れ時。少し降り出した小雨もまた風流で、しとしととした雨音にまた癒される。
お湯はぬるっとしたぬるめのアルカリ性で、疲れにとにかく効いた。
露天には寝湯もあり「一生ここで寝たい😪」と、お湯にとろけるばかり。
風呂上がりはもちろん一杯飲む。
生木に座りまくっていたのんちゃんはしっかりヒルに食われていて、しばらく血が止まらなかった😨
(このあと装備をひっくり返してヒルを探したが、出てこなかった。とっくに食われた後だったらしい)
ふぅ、夏は丹沢登るもんじゃねえな…。
丹沢系は冬に登ることにするよ。
七沢荘
https://maps.app.goo.gl/kKy8PTq7Sc64ACyK7?g_st=ic
締めは厚木の居酒屋十和田へ
厚木行きのバスに乗る頃にはすっかり夕立に。
大山は雨の神様を祀っていると聞くが、山の地形的にも上昇下流で雲が発生しやすいんだろあると思った。
実際下山の時はガスが気流になって登っていくのを目視できた。
厚木では適当に選んで入った居酒屋「十和田」が大当たり。
海鮮からおつまみメニューまで充実しているし旨い、安い。
中でも茄子と納豆揚げのおひたしが絶品だった。
十和田
https://maps.app.goo.gl/fY7ghaT3e1LVLc9e6?g_st=ic
長い山行でくたくただったが、ラーメンも温泉も締めの酒も最高すぎる。
夜22時くらいまで楽しく飲んで「次はどこ行くか」なんて話で盛り上がった。
登山楽しすぎんだろ。