コンデジRX100MIII購入!ZEBRA巨大クロワッサンライド
ロードバイク界隈で圧倒的な人気を誇るコンデジRX100MIII。スマホ撮影に限界を感じて買ってしまった。
早速、今日のライドでデビュー。K氏に見せたところ…
RX100M3、かっこいいじゃろ?ところがこれ、僕のじゃないんですよね。自慢されてるところです。つらい。 pic.twitter.com/MZ9PAmk9Ob
— か (@rebours) 2017年3月5日
などとツイートするわけですよ。
え、だってこの前は
「いやいやカメラつうたらミラーレスでしょwコンデジ?スマホからアップグレードするならいいんでは?(直角90度上から目線)」
的なこと言ってなかったっけ?
まさかコンデジ欲しいわけないよね???
って、目を離したすきに私のカメラを首から下げてるんじゃないw
証拠
私は自転車沼で精一杯なので、カメラはアップグレード不要なコンデジで充分なのよ。
あ、ちなみにこれ、新品ね✌︎('ω')✌︎
コンデジが良すぎて写真に目覚めそう
わーすごーい、背景がぼけるー、あっという間にそれっぽい絵になるー。
と大はしゃぎしながらカメラ片手にライドしていると、急にK氏が
「もうカメラの話は禁止」
とか言い出す始末。
ええー。わかったよう、じゃあ自転車の話しよっか。
「いいねー、夏は北海道とかいきたいね」
「北海道は一度は行っておきたい」
「北海道かー、写真の撮りがいがありそう。あっ、ゴッメーン、カメラの話シチャッタネwww」
「…」
あまりに悔しがるK氏が面白くていじりにいじり倒しながら、城山湖(追記 どうも津久井湖だったらしい)に向かう。
尾根幹というインターバルコースを超えて、穴川林道へ。
中々いい斜度で、ググッと太ももに負荷がかかり、脚を削りにくる。
しかし、森林の景色は最高でテンションは高い。森林浴ライドする山系コースだと都内最強なのでは。
走行中の写真を撮ってもらった。私のカメラでo(^-^)o
しろ(薄)やまこ (津久井湖城山公園?よくわからない)到着。
林道抜けた後の坂も、何気にキツかったぞ☺️👎
このあたり、田舎暮らし貴族らしき家が多い。羨ましかー。
この辺りに住んで週休5日勤務したいな!ベーシックインカムの導入がまたれる。
はい、あの橋渡るんだって。それよりもまた登りで辛いんだけどー☺️
激坂下りを経てやっとこさ橋だよ。
本格的にお腹が減ってきたので、本日のご褒美、クロワッサンのお店ZEBRAに向かう。
ローディーたちからも人気のZEBRA。
倉庫を改装した作りで、広くて開放的。そして自転車は店内に持ち込める。
片時も自転車から目を離したくないローディーに人気がでないはずがない。
それにしても、クロワッサンでっかい。ひとつ15センチくらいはあるのでは…。
そしてコーヒーカップもでっかい。ライド後によくある「物足りなさ」の心配はなさそう。
食事系のクロワッサンはオーダーしてから手作りしてくれるので、その間に店内を鑑賞。
今日はかなり暖かいので、テラス席で食べることに。
待ち時間の間も私のカメラを触り、羨ましい、カメラ欲しい、辛いを連発するK氏。
ミートローフのクロワッサン。肉はジューシ。ハーブの爽やかな香りがきゅっと味を引き締めてて粋な味。
こっちはピザ風のクロワッサン。私は食べてないけど、これも美味しそうだった。
エビとタルタルのクロワッサン。バジル風味であっさり味。パンはもちろんサクサク。
一種類ですでにお腹いっぱいだけど、どうしても甘いクロワッサンが食べたくてリンゴと蜂蜜のクロワッサンも注文してしまった。
甘すぎず、こちらもシンプルな味。
ここのクロワッサンは素材で勝負しにきている感じがする。
そして腹持ちが良いのもポイントが高い。
世界のバイクフレンドリーカフェ100選にも選ばれたようで、この日もたくさんのローディーが訪れていた。
ローディーでなくてもこのカフェはめっちゃオススメ。
普通の人が普通に過ごしているだけで絵になるような空間だった。
帰りの電車。
「コンデジ、本気で羨ましい。欲しいと言いだしてから購入までが速すぎて、まさか今日持ってくるとは思わなかった。心の準備ができてなくてダメージがでかい」
「 欲しいなら金が解決してくれるよ」
「しかしホイールも欲しい。しかしホイールではこのコンデジの悔しさのリベンジにはならない…そしてコンデジが想像以上に良かったのもダメージが深い。つらい…」
「そんなに悔しがってくれると優越感がやばいな。もっと悔しがるといいよ🤗」
思いもよらず今回はK氏が辛みのデスライドになってしまったようだ。
私は楽しさしかなかったな〜☺️✨✨✨
走行距離58km
消費カロリー 1200kcal
クロワッサンでオーバーカロリーした気がするけど、まあよし!
ロードバイクの「質」と「量」と、ジムを続けようと思った話
最近仕事で「質の高さ」についての話題がよくあがる。
「質が高い」とは何か。
結論から言うと答えはすべてここにあった。
トレーニングというのは、真っ白なキャンバスに、感性に基づいてあなたというレーサーを描き上げる行為です。その絵の美しさが、質です。
ジムの会員になった
近所のジムに見学にいった。
私のジムの目的は減量も含めて完全に「ロードバイク」にある。
エアロバイクはどんなタイプか。
モニターやテレビがあり飽きずにやれるか。
スピードやケイデンス(ペダルの回転数)など、どのような数値を計測できるか。
それを見学で確かめたかった。
ジムにあったのはこのようなロードバイクタイプと、ノーマルなタイプの2種類。
ロードバイクタイプにはモニターやテレビはなく、ケイデンス、パワー、消費カロリー、時間のメーターがついているだけ。
カジュアルに有酸素運動だけでなく、「速さ」の練習もできるガチトレーニング器具だ。
お、おう…。
これは飽きとの闘いになりそうだ。
そう思いながらもTT用のハンドルにスマホを置いてYouTubeでも見れば案外いけるのでは、ということで入会。
ロードバイクタイプはそんなに人気がないからコアタイムですらいつでも空いてるとのこと(そうだろうな…)。
ひととおり説明を受けて早速エアロバイクに跨った。
「拷問器具」とも噂されるエアロバイク。
実際はどうだったかというと、噂通りの拷問器具だった。
3分が果てしなく長い。
気を緩めると70回転維持しないといけないメーターの値はどんどん下がる。
きつい。
実に退屈で機械的だ。
一度外に出たら帰るまで走り切らないといけないツーリングと違って、ジムのトレーニングはいつでも辞められる。
だらだらペダルを回すこともできる。
それがさらに精神的につらかった。
「サボると筋肉は裏切る。いや、裏切るのはお前だよ。筋肉はいつも正直、筋肉のせいにするな」
こんなツイートがフィットネス界隈を中心に時々回ってくる。
今ここでペダルを回すのを辞めるのか?裏切るのか?じゃあ何しにここに来たんだ?
辞めたい衝動に何度もかられながらも、なんとか負荷を調整しながら70回転、30分のエアロバイクを終了した。
最後の1分もやたらと長かった。
…股間が痛い。
このまま続けると、生命体として問題がでるのではないか?と思う感じのやばさを股間に感じた。
対策しないと続けられない。
初回から拷問だった。
ここまでが「量」の話である。
では、私が真っ白なキャンパスに描くロードバイクの絵は何だろうか。
私はレースには出ないし、今後も出るつもりもない。ただのホビーレーサーだ。
そんな自分にとっての「質」とはなんだろうか。
私が描く絵、その舞台はロードバイクのツーリングにある。
山を登りきった達成感と震えるほどの喜びをまた味わいたい。
遠方の島々で、海風を浴びながら非日常を感じながら走りたい。
静まり返った早朝都内の違った顔を見てみたい。
自分の身体と、バイクひとつでどこまでも行けるという可能性を試したい。
ロードバイクに乗れれば乗れるほど、冒険の幅はどこまでも広がる。
富士山を登ることも、国内の離島も、北海道も、沖縄も、台湾も、サイパンも、ロードバイクの本場ヨーロッパすらも、ロードバイクがあればどこまでも冒険できる。
今の私は100kmなら走れる。多分200kmもいけるだろう。
山も箱根くらいの峠の山なら登れる。
しかし、いいペースで走れたか、いいコンディションで走れたかとなると別だ。
いいペースとコンディションで走れれば、もっと距離を伸ばせる。もっと高い山も登れる。もっと遠くの地まで行けるはずだ(楽ではない)。
いいコンディションで長時間走れるような絵を描けるか?
私のトレーニングの質はここにあるのだろう。
ここまで書いて、モチベーションというやつでは?とも思ったがまあどっちでもいい。
ジムでエアロバイクに跨りながら、ロードレースの動画をスマホで見ていた。
かつて幾度もレースで優勝した選手カンチェラーラがその強さを見せることなく、サガンが独走優勝する動画だった。
タイトルには「世代交代」と書かれていた。
カンチェラーラの走りは好きだ。他の選手をぶっちぎるパワーを持ち、過去のレースの優勝シーンはどれも華やかで、見ていて熱くなった。
それだけにカンチェラーラのゴールは少し悲しかった。
しかし、同時に新たな勝者となったサガンを応援したくなった。
自分もここで漕ぐのを辞めずに頑張ろうと思った。
ロードレースにはドラマがある。
そこに描かれているのが選手の人生の一部だから、応援したくなるのかもしれない。
ジムでなら、選手達と一緒に走れる。
もう少しジムを続けてみようと思う。
三浦半島グルメライド「MARLOW」絶品プリンを食す
2度目の三浦半島一周グルメライド62km。
三浦半島といえば、グルメスポットが多く、景色もそこそこ良く(飽きない)、そこそこのアップダウンのある道で距離感もちょうど良く、信号が少なめ、と圧倒的平均点の高いスポット。
激坂など死にポイントがないので今回はグルメ紹介だよ(平和)。
城ヶ島しぶき亭で三浦漁港の海鮮祭り
横須賀からぐるっと海沿いを走って30km地点にあり、9時くらいに出て2回くらい小休憩を入れるとちょうど昼頃に到着となる。
鯵のたたき、お頭付き。前日に寿司を食べてしまったため、本日はあえて名物のマグロ丼を避ける。
K氏はマグロのカツ。でかい。
刺身にすると何枚分あるんだというくらいでかい。
男性ローディーはこれを頼んでいる人が多かった。
マグロの天丼。
身がホロホロにほぐれて衣はさっくり、ほくほく。
漁港グルメは出汁がちゃんと昆布や煮干しからとっているからとにかく味噌汁がうまいんだよね。
お店のおばさまから「自転車できたの?自転車の人はサービスがあるから、ゆっくり食べてね」
と言われ、しばらくしたらゲソの揚げ物がサービスででてきた。
こういの、本当にうれしいのよね。
ローディーが受け入れられている空気。これだけで何度でも来ようと思う。
しぶき亭、今回も最高だった。
海も透き通るくらいきれいで、景色もなかなか。バスや車で来る観光客も多い。
瓶詰めプリンの有名店「MARLOW」
本日のおやつスポットは、プリンの有名店MARLOW。テイクアウトでも良かったが、せっかくなのでイートインに。
季節限定、摘みたて紅ほっぺのプリンセット。
プリンの種類は、卵黄が濃厚な卵から作られた?という「王様プリン」を選んだ。
このイチゴ、甘さと酸っぱさのバランスが超絶妙。スーパーで買うイチゴはどこかとろっとした甘さだが、摘みたては甘さがストレートに来る上に、酸味と香りもピリッと舌に訴えてくる。
練乳もプリンも濃厚でかなり甘いのだが、イチゴを挟みながら食べるとまったく飽きないどころか、いくらでも食べられてしまいそうだ。
もう一品は、ちょっぴり大人の味のビターなショコラータブリュレ。
ブリュレは柔らかく甘さ控えめ、上に乗ったチョコチップはカカオの香りが豊かでかなりビター。
甘いものがあまり得意でない人でも食べれそう。
店内はジャムやコンポートなど瓶詰めの商品の販売もあり。
瓶詰めのものって、やたら美味しそうに見えるし見た目もオシャレで欲しくなるのだが、ロードバイクはそもそも荷物の持ち運びができない。
サコッシュを持ってくるか通販するのがよさげ。
きんかんコンポートとマーマレードめちゃ欲しい…。
そういえばワインもたくさんあった。
プリンはテイクアウトもできるぞい。お店が混んでる時間帯は外で食べてもよさそう。
ひらけた海岸沿いにあるので、窓際なら景色も楽しめる。テラス席もあり。
- ジャンル:カフェ
- 住所: 三浦郡葉山町堀内2038-10
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:六条雛子)
三浦半島はいいぞ
輪行もしやすく、立ち寄る場所も多いし、距離もちょうどよい。
ロード初心者を連れて行くなら超絶おすすめ。アップダウンはあるが、心を折るほどでもなく、ご褒美は満点。
時間に余裕さえあれば、足を止めたくなるようや場所はとても多い。
2月なのにすでに葉桜。
通称「あみちゃん坂」上の丘から。
ローディーはこのようにして愛車を写真におさめるんだよ。必死だよ。ひくよね。
マイナス2℃の箱根ヒルクライム!大涌谷極寒ライド
金曜夜、西日本は寒波に襲われ、関東もしっかり寒かった。
うーん…落車してからしばらく乗ってないけど、土曜日は乗りたい。しかしこの天気では今週末もライドは厳しいかも。と、ウダウダしているところでK氏からライドの誘いが。
「箱根いきましょう」
「えっ、でもめっちゃ雪じゃん。それに箱根って。登れるかわからんうえに寒そう。死ねる」
斜め上の誘い文句きたwww 弱虫ペダルから攻めてくるとは。
あの手この手を使って山へ誘導してくる。
寒いうえに難所で有名な箱根へ行くのは、今の自分にはいろんな意味でハードルが高い。
しかし、そろそろデスライドをしないとブログのネタがない。
そんな理由で箱根行きを決定した。(東堂さんの実家に行きたかったわけでは…🤗)
ルートは国道1号線、登り18km、獲得標高1000m
初ヒルクライムの入山峠が標高600m、距離5km程度。今回は距離が3倍、標高も2倍ほど。
冷静に考えると、ヒルクライムまだ2回目じゃん。
本当にいけるんか…。
小田原〜箱根湯本〜宮ノ下。温泉街の風情最高〜〜
小田原を出てすぐにゆるやかな坂がはじまるが、難なく箱根湯本へ。
「箱根の雰囲気ええな〜。温泉にも入らず宿にも泊まらない真冬の箱根きた〜〜〜!自転車は最高やで〜〜〜」
幸い、天気は晴れで風も少なく、日が出ていれば暖かい。
一方で、山の陰になっている部分はしっかりと雪が残っている。
たまらん。
入浴場もいくつかあり、温泉街らしい湯気がいくつも立ち込めている。
それにしても箱根は車が多い。
除雪はされているが、路肩は雪が積もって凍結していてバランスを保ちながら走るのは地味にきつい。背筋が爆発しそうになる。
脚も心肺も余裕はあるが、背中の痛みがやばすぎて何度か足つき。今回は押して登らないのが目標なので、休憩は大丈夫大丈夫…。
小涌谷〜芦ノ湖。斜度上昇、脚を使い切る
国道1号線の最高地点を目指す前のラストコンビニで補給。
「ここで登り半分くらいです。余裕そうですね。
「結構登ったと思ったのにまだ半分…。脚の疲れは割とやばい。それより背筋がやばい」
「ここから斜度がぐぐっと上がります」
「うっ…」
幸い車は少なくなってきたが、斜度がじわじわと上がっていき、ギアを落としていくうちに「おおう、もう軽いギアは売り切れた」状態に。
あとは脚の力を使って登るしかない。
と、前を走るK氏がキュッとブレーキをかけた。
「はい、ここが東堂さんの実家(と噂されてるとこ)」
「スゲー!めっちゃ風情ある旅館!」
こんなとこに住んでたら、そりゃ速いクライマーにもなるわ。
このあと、ロードバイクに必要なのは強いメンタル、強い身体、そして実家の太さ(資金力)だな、という話で盛り上がった。
我慢に我慢を重ねて最小ギアでペダルを踏み続け、ついに国道最高地点に到達。
箱根ヒルクライム達成したぞーー!!!
嬉しすぎる…。
あまりに坂が登れなくて箱根達成は1年後先くらいかと思っていたが、乗り始めて4ヶ月で登りきれた。
地味な努力を続けてきてよかった…うっ。
それはそうと、最後のきつい登りでフワーーーっと強めの向かい風が来て、例えようのない殺意が湧いたよ🤗
下りなら許すが、登りの向かい風、本当に許せない…。
一体誰に向けていいのかわからない殺意。向かい風。坂。
つらみ。
芦ノ湖でお昼ごはん
あとは下って、芦ノ湖へ。
いい感じで脚が売り切れた。いい疲労感だ。 箱根最高ーー!
その後、蕎麦屋に入り、お昼ご飯。
店内のストーブを取り囲み、冷え切った体を温める。
黒糖稲荷寿司、みそこんにゃく、山かけ蕎麦を注文。
黒糖稲荷は甘めの味付けで中のレンコンがシャクシャクしてて超ウマー。
「この黒糖稲荷は僕が奢ります。その代わり、大涌谷登ろ?」
「奢ってくれなくていいし、登らないし、脚はもうない。本日完売!終了!」
「なんで!!絶対後悔するよ!!大涌谷いかないと後悔する!!!絶対行きたい!!!」
「脚はさっき使い切ったし腰も痛い。何より寒い!曇った瞬間凍死しそう」
「じゃあここから別行動かー。僕は大涌谷いって頂上で美味しい名物の黒たまごを食べてエンジョイする。帰りは来た道戻って小田原まで下ればいいですよ」
「今のイラっとしたなぁ〜✨ 来た道戻るの嫌いだし登るよ!!登る登る!!!」
ということで、大湧谷ヒルクライム、おかわりで3.7km、200m標高アップ追加!
よく見たら、最初の予定表にもしっかり組み込まれてるじゃないか。
K氏は相変わらず大事なことを言わない。
ちなみに大涌谷はここ。
本当のデスライド開始!クソ坂アップダウンのオンパレード(死亡)
で、大涌谷までのルートなんだけど、箱根の道よりも遥かに過酷だったんだが!
ドーナツ激坂とか注文してない!
「これはたぶんすぐ終わるやつです」
すぐオワンネーー!
キツーーーー!
(ここで意識が飛んだ)
しばらくして先に行っていたK氏が戻ってきた。
「この後は常識的な坂なので大丈夫ですよ」
「常識的な坂wwwwwなにそのパワーワードwwww」
そこそこ長いドーナツ(非常識な坂)を越えたら、スーパーアップダウンのルート。
下りがあれば登りがあるし、下ったらさらに登らないといけなくなる。だってこのあとさらに頂上目指して登るんだから。
登るっていってるんだから、下りはいらないやん…なぜ道を真っ直ぐ繋げてくれないの(泣)。
ああ〜目の前に立ちはだかるアレ、あそこまで登るんだよ!!
「なぜこんな辛い思いをしてまであのハゲ山に登らないといけないのか」
「…^^!」
山は100mアップするたびに気温が0.6℃下がるという。
天候は晴れのはずだが、強風であおられた木々が積もった雪を降らせてくる。
気温はマイナス2℃だが、体はカーッと燃えるように熱い。
登れているかのように書いているけど、きつい坂は全部押した!!!ここは1号線ではないからノーカンね!!
じわじわ登っていくと、火山ガス発生注意の看板が連なり、硫黄の匂いがしてくる。
絶景!大涌谷に到達
富士山頂は曇りで見えなかったが、超絶景!
ハゲ山とか言っててすみませんでしたー!
絶景だが強風とマイナス3℃の気温で死ぬほど寒い。体感温度はマイナス5℃くらいだと思う。
黒たまごは5個入りからしか販売しておらず、バラ売りは売り切れ。5個もさすがにいらないので、黒にくまんを購入。
見た目はでっかい虫の卵のようだが、味は普通に肉まんだった。
「ここからダウンヒル(下り)か。三途の河まで下れそう」
「3kmだけ下って、強羅駅から電車で帰りましょう。寒すぎてダウンヒルの爽快感は皆無。危険度の方が高い!」
ダウンヒルは予想どおり、両手の小指が凍傷でちぎれてなくなるかと思うくらい寒かった。
こんなんで18kmもダウンヒルしたら手が動かなくなって三途の河へドボン確定してしまうやろ。
上強羅から強羅までのラインはまっすぐ下る激坂。
あまりに斜度がきつくてロードバイクに乗って下るのが不可能で、押して下る。
「この坂は別の意味でつらい。こういうことをしたくないから自転車に乗っているというのに…」
帰りは小田原で焼肉をたらふく食った。明日は間違いなく脚と背中が筋肉痛だろう。
登れてしまったとはいえ、箱根はやはり難易度的には高いほうらしく、ここが登れたなら普通の峠はもういけるとK氏はいう。
3ヶ月前はまったく坂が登れなかったが、ロングライドや講習を重ねて、ひとつの基準でもある名所・箱根を登れたのは本当にうれしい。
ロードバイクの楽しさは、疾走感や爽快感、達成感などいろいろあるが、自分の肉体の変化も大きい。体感を鍛えてテクニックを磨けば、もっともっと登れるようになりそう。
その上で普段見れない絶景も堪能できるし、ほんとコスパいいな〜〜〜(この日のためだけに装備を3万円かけて強化したのは置いておいて)。
走行距離42km
獲得標高1450m
消費カロリー1500kcal
ってGARMINのデータみたら、獲得標高は入山峠の3倍だったワロス。
もちろんGARMINには「最高記録達成です」と祝ってもらったよやったー!
以前よりも楽に坂を登れるようになったが、2kg減量したせいなのか、ヒルクライム講習のおかげなのか、あるいは両方なのかはよくわからないな!
あと楽に登れるようになったといっても、山はちゃんとつらいな!爆発しそうなつらさが肉体の限界のつらさに変化!つらさの質が変わった〜^^。
あと、気温もマイナス2℃くらいなら普通に走れてしまうということが分かってしまった…。
よし、ロードバイクのために残り2kg減量がんばるか!
落車したけどRaphaのジャケットが無傷だった
前回の尾根幹で登り坂急ブレーキ落車。
ビンディング練習以外で事故的な落車は始めてだった。いつかやるだろうなーとは思っていても、本当に落車するとやはり安全面でもっと気をつけねばという気持ちになる。
何故落車したのか
落車の原因は、坂道でダンシングしてる時にホルダーに入れてた輪行袋が落ちてフレームとタイヤの間に挟まり、立った状態で急ブレーキ状態になったからでした。
— 中川苦行 (@yura3x3x3) 2017年1月29日
そのまま前転して落車。
ヤバいと思った時には身体が宙に舞ってた。うつ伏せで地面に腹から着地。ハンドルだか自分の腕でみぞおちを強打したため意識はあるけど息ができない、動けない状態に…。早く自転車どけないと、と思っていても息できなくて動けなかった。車から夫婦が降りてきて助けてくれた。
— 中川苦行 (@yura3x3x3) 2017年1月29日
こんな感じで、顔から落ちなくて良かった。
あと登りで良かった。
下りだと4倍の速度は出ていただろうし、そこから前転落車とか考えたらぞっとする。
時速12kmくらいだったと思う。脚力もなくてよかったな…!
大きな怪我はなし
顎を軽く擦りむいでいた。右膝を打った形跡があり痛かったが、落車直後はよく分からず。
帰宅してから服を脱いで確かめると、膝打撲と擦り傷少々、あと右手首も少し擦りむいでいた。
夜めちゃ腫れたら病院行こうと思っていたけど、青あざ程度で済み日常生活には支障のない程度。
Raphaのおかげで無傷?
で、落車直後に自分の身体の次に気になったのは自転車。こちらも一応大丈夫っぽいが後日ショップにメンテにだすとして、おろしたてのRaphaのジャケット!
手袋は少し破けているし、さすがにどこかほつれているだろうなーと思っていた。
帰宅して、ジャケットをひっくり返して見てみたが、なんと無傷!
多少傷が入ったり白く擦れたあとくらいはあるかも?と調べたが、ほぼ変化なし。新品とほとんど変わらない状態だった。
Rapha…スゲーーー!
オシャレなだけでなく、強い。
このジャケットのおかげで打撲程度で済んだのかも。
もうこれから全身Raphaるわ。お布施、する。
装備は大事だ!
輪行袋も新調
モンベルリンコウバッグを購入。
今回落下したオーストリッジはホルダーケースにかちっとハマる大きさまで畳むのが難しいため、よりコンパクトなものに変更した。
今回、偶然1人で走っていて後ろにロードバイクもいなくて、巻き込み事故にならなかったのは救いかもしれない。
輪行するとつい時間を気にして急いで準備して走り始めてしまうが、事前点検はちゃんとしとかないといけないな、と思った一件だった。