本日は予算の関係で遠方に行けなかったので、都内目白の坂スポット巡り。
集合時間に起きる、という大遅刻をしたK氏をコンビニで待つ。私も遅刻していたのでたいした問題ではない。鍵を忘れたのでヘルメットとホースを繋いでダッシュでコーヒーを買い、のんびり。
そのうちボトルゲージを忘れたK氏が到着。近場で都内だと、いざという時になんとかなるという気持ちがあるのでお互いグダグダ。
本日のコースはこちら。
緩い坂から激坂まで、だいたい6つくらいの坂が入ったトレーニングコース。
「講談社の近くで坂がのぼれるなんて、うれしくないですか?」
いきなり何いってるかよく分からないK氏。
K氏は「余裕」「楽勝」「いけるいける」、というローディー3大虚言を撒き散らしていたのでかなり不安だったが、序盤の坂は意外にも難なくクリア。
もはや斜度10パーセント程度の公道であれば、座ってクリアも可能というのが分かったので、本日は見所の2つの坂だけピックアップ。
元鳩山首相の元ご実家「鳩山会館」行きの坂
坂っていうか、スロープだった。
右曲がりスロープ一個だけの50メートルくらいの坂。斜度はわからない。
シッティングでのクリアは厳しいので、途中からダンシング(いわゆる立ち漕ぎ)で何とかクリア。
とてつもなくハイソな洋館が…。
これがあの鳩山一族と言われるあれか。完全に貴族の建物じゃないか。
バラの庭園、邸内はステンドグラスが見どころの観光スポットらしいですが、我々は邸宅を前に坂のことばかり話してて、中を見るという選択肢すら浮かばなかったよ。
見ればよかった。
「このワインディング、美しいね」
※ワインディング=坂の曲がりくねった所。写真の右端の縁石の箇所。ロードバイクに乗り始めると、このうねり具合がやたら気になる病気にかかる。
車も通らないし、がんばれば登りきれる坂なので練習スポットとして最適なのですが、ハイソな観光地なのでスポーティーな格好して何度も行き来するのはかなり憚られるのがなんとも。
背筋でバランスをとればいいのか
坂の重力(後ろに下がる力)<推進力
ビンディングペダルとシューズが固定されているため、足つきはできません。この力関係が>になるとこける。
推進力を保つためには、1回1回のペダリングに力を与えつづけないといけないので、背筋を使って体をとにかく真っ直ぐにしないといけない。激坂ではとにかく集中してバランスを保つのが大事っぽい。
「背中が…背筋がピキピキするぅぅぅぅぅ!」
これがとにかくきつい。坂の上で「姿勢を維持する」のがきつい!!斜度が増すたびにこれがきつくなる。
私の場合、まだ体が左右に揺れているらしいのでたぶん力の逃げが大きいんでしょう。左右のペダルへの力をいかにうまく、無駄なく配分するようにペダリングするか。そのためには体幹の左右上下の重心は固定しておかないといけない。
理論やコツは頭ではなんとなく分かってきたけど、できるようになるためには、トレーニングと練習あるのみ。体で覚えるしかない。
まず理論を読んで、実践してその理論の意味がなんとなく分かり(完全な回答はない)、次に自分の体に合った筋肉の使い方で体に染み込ませていく、この行程がロードバイクの面白さの1つだと思ってる。
姿勢とバランスを維持する背筋はマストだなー。
ラスボスは都内有数の激坂「のぞき坂」
新旧の目白坂もなんとか登り切り、やはり短めの坂なら何とかなりそうだな〜と思っていたところでK氏からアウアンス。
「次が最後の坂です」
「は〜い(これで全クリアやな^^)」
…。
……。
…………。
!?
「ウッゲェェェェェ!!!!ラスボスやばああああああ」
インナーギア3枚残して登り始めたけど、あまりの斜度に1枚落としたところでギアチェンジの衝撃でバランスを崩す。そして2枚目のギアを落とせず足つき(危険を察知して左だけビンディング外してた)。
うーん、これは最初から1番軽いギアでよかった…。
ギア選択ミスでクリアならず。これはかなり技術がいるなー。
坂の種類ごとに自分の最適なギアを見つけるというのも課題になりそう。
三角コーンも斜めになってるし。
背後の電柱とコーンの傾き具合の比率、おかしくない?
登りきったあとの坂。
坂がみえない。崖か。
「もはやミス工事レベルの坂」
走行距離23km、坂を織り交ぜると距離が短くてもいい感じの疲労度で満足度も高いですね。たまには都内で坂めぐりをするのもよさそう。
ロングライドだと、ここまで冷静に坂について考える余裕がないしね。
あんなに坂が嫌いだったのに、ふとした瞬間に「峠が家から5分くらいの場所にあればいい練習になるのにな〜」とか考え始めている自分が怖い…。